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戦国「境界大名」16家 なぜ、あの家は近世大名として生き残れたのか
 [歴史・地理・民俗]

戦国「境界大名」16家 (歴史新書)

 榎本秋/著
出版社名:洋泉社(歴史新書)
出版年月:2017年1月
ISBNコード:978-4-8003-1137-5
税込価格:972円
頁数・縦:239p・18cm


 「境界大名」とは、近隣の大大名家に挟まれ、圧迫され、「境界」に身を置かざるをえない中小の大名を指す。本書の著者の命名である。
 戦国時代を「境界大名」として生き残り、無事に(?)明治維新を迎えた16家の軌跡をたどる。そこには幾多のドラマがある。

【目次】
1 御家断絶から再興を成し遂げる
 井伊氏 遠江国―数多の危機を乗り越えた末の異例の出世
 亀井氏 出雲国―主家再興を目指した宿敵・毛利氏との死闘
 諏訪氏 信濃国―甲斐の虎・信玄に翻弄された元名門武家
2 周辺勢力と戦い続けて生き残る
 真田氏 信濃国―次々と主君を変えながら勢力を拡大
 相馬氏 陸奥国―奥州第一の実力者・伊達氏との多年に渡る抗争
 相良氏 肥後国―群雄割拠の九州において島津氏に立ち向かう
3 大大名の間を渡り歩いて成り上がる
 水野氏 三河国―織田・松平・今川の狭間で動乱を生き抜く
 奥平氏 三河国―幾度もの主君変えのなか訪れた運命的活躍の場
 有馬氏 肥前国―肥前国支配を目指し勢いづく龍造寺氏との戦い
4 悲願の旧領奪還を勝ち取る
 遠山氏 美濃国―宗家滅亡後も続いた旧領奪還に向けた一族の戦い
 伊東氏 日向国―北の大友、南の島津との間で起きた絶頂と転落
 小笠原氏 信濃国―信長・秀吉・家康の元で領国への復帰を目指す
5 独自の役割を盾に生き残る
 宗氏 対馬国―朝鮮半島との境界で秀吉・家康相手に立ち回る
 松浦氏 肥前国―海外との窓口の地で独立勢力として駆け抜ける
 柳生氏 大和国―激動の大和国にあって一芸によって活路を見出す

【著者】
榎本 秋 (エノモト アキ)
 東京都生まれ。WEBプランニング、ゲーム企画、書店員を経て、現在は著述業。

【抜書】
●大村純忠(p154)
 日本初のキリシタン大名。
 1563年(永禄6年)、イエズス会の宣教師により、キリスト教へ入信。「バルトロメウ」の名をもらう。
 もともと、ポルトガル船が来航するのは、松浦氏が支配する平戸だった。しかし、ポルトガル人が殺される事件なども起き、関係が悪くなった。純忠は、ポルトガル貿易の利を求めてポルトガル船に港を開いた。永禄8年、福田浦(長崎市)。その後、長崎浦(長崎市)が開港、イエズス会に寄進される。
 大村純忠は、有馬晴純の子。大村純前(すみさき)は無理強いされて純忠を大村家の養子に迎え、家督を譲る。

●興福寺(p229)
 室町時代、大和国には武家の守護が置かれていなかった。古来より法相宗の大本山たる興福寺(こうふくじ:奈良市)があり、武力も有していたため、幕府が守護を配することができなかった。
 しかし、戦国時代に興福寺の支配が揺らぎ、興福寺宗徒や国人たちが割拠を始めた。そのなかで頭角を現したのが、宗徒出身の大名、筒井氏。

(2017/3/15)KG

〈この本の詳細〉


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