So-net無料ブログ作成

図書館と情報技術 情報検索能力の向上をもめざして 改訂
 [ 読書・出版・書店]

改訂 図書館と情報技術:情報検索能力の向上をめざして
 
岡紀子/著 田中邦英/著 田窪直規/編集
出版社名:樹村房
出版年月:2017年4月
ISBNコード:978-4-88367-274-5
税込価格:2,160円
頁数・縦:153p・26cm
 
 
 司書課程の必修科目「図書館情報技術論」(2単位)のテキスト。1~6章を田中、7~10章を岡が担当。
 
【目次】
第1章 コンピュータの基礎
第2章 ネットワークの基礎
第3章 情報検索と社会・法律
第4章 データベースの仕組み
第5章 サーチエンジンの仕組み
第6章 コンピュータシステムの管理とセキュリティ
第7章 図書館の業務とIT
第8章 図書館と電子資料
第9章 デジタルアーカイブ
第10章 情報検索の理論と方法
  
【著者】
岡 紀子 (オカ ノリコ)
 1975年、京都薬科大学薬学部卒業。住友化学株式会社入社、文献および特許調査、図書運営管理を担当。2012年、同社を定年退職。一般社団法人情報科学技術協会主催。桃山学院大学、近畿大学、佛教大学等で司書課程非常勤講師。
 
田中 邦英 (タナカ クニヒデ)
 1974年、大阪電気通信大学工学部卒業。京都の計算機メーカーに入社、特許データベース構築等を担当。2011年、同社を定年退職。一般社団法人情報科学技術協会主催。桃山学院大学、大阪樟蔭女子大学、近畿大学等で司書課程非常勤講師。
  
田窪 直規 (タクボ ナオキ)
 大阪府生まれ。図書館情報大学大学院博士課程修了。奈良国立博物館仏教美術資料センター研究官を経て、近畿大学教授(司書課程)。博士(図書館情報学)。
  
【抜書】
●RDF(p73)
 RDF: Resource Description Framework。
 シマンテックウェブにおいて、タグとタグとの関係を認識させるための構文。XMLなどを用いて記述。
 基本構文は、主語+述語+目的語で構成。主語は、ユニークにそのものを特定できるID番号、メールアドレス、URLなど。
 例: ≪主語≫ISBN:xxxxxxx → ≪述語≫書名(title) → ≪目的語≫図書館と情報技術
 
(2017/7/15)KG
 
〈この本の詳細〉


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

日本列島創生論 地方は国家の希望なり
 [社会・政治・時事]

日本列島創生論 地方は国家の希望なり (新潮新書)
 
石破茂/著
出版社名:新潮社(新潮新書 712)
出版年月:2017年4月
ISBNコード:978-4-10-610712-2
税込価格:821円
頁数・縦:218p・18cm
 
 
 元地方創成担当大臣による、地方活性化のための新たな「日本列島改造論」。
 
【目次】
はじめに―革命は地方から起きる
地方創生とは何か
補助金と企業誘致の時代は終わった
PDCAとKPIを考えよ
国は人材とデータで後押しをする
外資アレルギーから脱却を
観光はA級を目指すべし
一次産業に戦略を
創生の基点はどこにでも作れる
「おねだり」に未来は無い
官僚は現場で発想せよ
里帰りにどれだけ魅力を付加するか
「お任せ民主主義」との決別を
 
【著者】
石破 茂 (イシバ シゲル)
 1957(昭和32)年生まれ、鳥取県出身。慶應義塾大学法学部卒。86年衆議院議員に全国最年少で初当選。防衛大臣、農林水産大臣等を歴任し、2014年に初代地方創生・国家戦略特別区域担当大臣に就任。
 
【抜書】
●CLT(p117)
 CLT:Cross Laminated Timber。ひき板を繊維方向が直交するように接着した重厚な木造のパネル。マンションや商業施設の壁や床として使われている。ヨーロッパでは、CLTを使った木造10階建て、20階建ての建物が多く建っている。
 
●土佐の森・救援隊(p119)
 200名ほどの隊員たちが、地元の山林の間伐を引き受けるNPO。
 
●島留学(p128)
 島根県海士町の隠岐島前(おきどうぜん)高等学校。中ノ島の島の島外から生徒を集め、島留学をアピールする。寮も作った。
 廃校寸前の高校が2クラスになった。教職員数の関係上、これ以上は増やせない。
 この地域の島は4つとも国立公園に指定されていて、自然が豊か。
 
●北海道おといねっぷ美術工芸高校(p131)
 北海道音威子府村の村立高校。
 昭和50年代、前身にあたる音威子府高校は存立の危機にあった。
 音威子府村は、北海道で最も小さな村で、人口789人(2016年)。面積の8割が森林という特徴を生かした高校づくりを推進。木材の加工、工芸を教育の中心に据えた。
 2002年、校名を「北海道おといねっぷ美術工芸高等学校」に変更し、工芸コース、美術コースの選択制に。2008年から、家具デザインの世界での「先進国」スウェーデンの高校と姉妹校提携制度を導入。
 村外、道外からの生徒を積極的に受け入れ、寄宿舎も作る。全人口の2割弱が学校関係者。「村民運動会」は高校の体育祭も兼ね、高校生が中心となって開催。
 
●やねだん(p139)
 鹿児島県鹿屋市の柳谷集落、通称「やねだん」。人口300人程度の、過疎化、高齢化の進む集落。
 豊島哲郎……地元の高校を卒業後、東京都民銀行に就職。「学歴の壁」にぶつかり、Uターンして養鰻業を始める。1996年、50代で公民館長となる。
 「行政に頼らないむら興し」を目指す。まず、耕作放棄地を使ったサツマイモの栽培。土着菌を用いた上質のサツマイモ作りに成功。焼酎にすると、高品質のものができ、今では韓国に輸出。これを目玉にした「やねだん」という居酒屋がソウルにできる。
 自主財源ができ、高齢者にボーナスを支給。住民みんなが仕事を分担し、儲けをみんなで分配。90歳を超えても
土壌菌を繁殖させるために土壌をかき回すといった仕事がある。
 地域リーダー養成のための「やねだん故郷創生塾」を開講。
 2007年からは、芸術家に創作場所として空き家を提供する試みを始める。芸術祭も毎年開かれるようになる。
 地元の民家を改造した宿泊施設「迎賓館」をつくる。広い日本間で素泊まり3,000円ほど。
 
●海士町(p143)
 隠岐島前高校のある海士町。山内道雄町長。
 もともとNTTの営業マンだったが、52歳の時、退職して母親の介護のために帰島。当時の町長に声をかけられ、島で立ち上げた観光関連の第三セクターを手伝う。町長の新しい試みに対して議会から横やりが入るので、思い切って町議に立候補して当選。
 2期目に、町長が引退。地元の建設会社の社長に懇願されて町長に立候補、助役を破って当選。社長の言葉「もう公共事業に頼る時代は終わった」。
 島の人たちも、当時の島の財政難に危機を感じていた。当選後、自身の給与30%カットを実施。 役場の課長、一般職員、町議、教育委員らも報酬のカットを申し出る。
 浮いたお金を「未来への投資に」使う。島留学もその一つ。ほかに、5億円を投じてCASの設備を購入。
 CAS(Cells Alive System)……細胞が生きたままの状態で冷凍する技術。
 海士町では、魚介類、隠岐牛を、CASを用いて商品化して全国に出荷している。
 現在、岩ガキの養殖を推進することで、新たな名物を作り出している。
 
●丸亀町商店街(p154)
 香川県高松市の「シャッター商店街」。地元の青年会の人たちが話し合い、商店の2階部分を強制的に賃貸させるように決める。
 とにかく、2階部分を診療所や保育所などに貸し出すことにより、町の機能をなるべく商店街に凝縮するようにした。
 
●中央官庁の地方移転(p166)
 移転の目的は、(1)東京への一極集中を避ける、(2)地方を活性化する。全国の都道府県(首都圏一都三県以外)に、来てほしい中央官庁機関の希望を募る。その希望に国が有効な反証ができなければ移転させる。
 文化庁を全面的に京都府に移転。もっとも文化財が多い土地。
 消費者庁の政策の企画・立案部門を徳島県に移転。消費者行政の先進地であり、ブロードバンド環境も全国屈指。
 総務省統計局の一部を和歌山県に移転。
 
●CCRC構想(p185)
 CCRC:Continuing Care Retirement Community、生涯活躍のまち。
 「東京圏をはじめとする高齢者が、自らの希望に応じて地方に移り住み、地域社会において健康でアクティブな生活を送るとともに、医療介護が必要なときには継続的なケアを受けることができるような地域づくり」を目指す。
 楡周平『プラチナタウン』(祥伝社文庫)のイメージ。子育て世代と老人たちが共存する新しいタイプのコミュニティが描かれている。2008年の刊行。
 
●ユーカリが丘(p203)
 千葉県佐倉市のベッドタウン。山万が開発。1970年代末、住民の高齢化も視野に入れ、 「環境にやさしい街づくり」を標榜して宅地開発。交通機関やホテルなども含め、住民にとって有益な設備を整える。
 山万は、建売を買った夫婦が高齢化した際、手広になった戸建て住宅を買い戻し、駅近くのマンションを斡旋。戸建てはリフォームして若い夫婦に販売。
 開発業者が、「売ったらお終い」ではなく、町にずっと関わり続けている。
 
(2017/7/15)KG
 
〈この本の詳細〉


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

国家の矛盾
 [社会・政治・時事]

国家の矛盾 (新潮新書)
 
高村正彦/著 三浦瑠麗/著
出版社名:新潮社(新潮新書 703)
出版年月:2017年2月
ISBNコード:978-4-10-610703-0
税込価格:842円
頁数・縦:236p・18cm
 
 
 2015年秋に成立した平和安全法制を主導した立役者のひとりである高村正彦と、国際政治学者の三浦瑠麗による対談。法政成立の舞台裏や、日本の安全保障、米国との関係などを真摯に語る。
 
【目次】
第1章 安全保障の矛盾
 安全保障は「確率のゲーム」
 戦前の「翼賛勢力」に似ているのはどっち?
 「原罪としての敗戦」という考え方
  ほか
第2章 外交の矛盾
 「法理」はキープし、「当てはめ」は柔軟に
 米軍駐留の必要性と国民感情の相克
 対北朝鮮政策に「正解」は存在しない
  ほか
第3章 政治の矛盾
 小選挙区制が生んだ「政治主導」
 「政高党低」か「党高政低」か
 筋金入りの平和主義者・河本敏夫
  ほか
 
【著者】
高村 正彦 (コウムラ マサヒコ)
 1942(昭和17)年生まれ。衆議院議員。自由民主党副総裁。弁護士。外務大臣、防衛大臣、法務大臣などを歴任。
 
三浦 瑠麗 (ミウラ ルリ)
 1980(昭和55)年生まれ。国際政治学者。東京大学政策ビジョン研究センター講師。株式会社山猫総合研究所代表。博士(法学)。
 
【抜書】
●武力行使3要件(p27、高村)
 平和安全法案で、武力行使をする際の要件。
 (1)我が国に対する武力攻撃が発生したこと、又は我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があること。
 (2)これを排除し、我が国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がないこと。
 (3)必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと。
 
●サラミスライス(p45、三浦)
 中国は、南シナ海や東シナ海で、サラミを薄く切るように少しずつ勢力を拡張させ、既成事実を積み重ねていく「サラミスライス戦略」をとっている。
 
●芦田修正論(p56、編集部注)
 憲法9条第1項は、武力による威嚇や武力の行使を「国際紛争を解決する手段」としては放棄する、と定めている。第2項では、「前項の目的を達するため」に戦力を保持しない、と定めている(この部分は芦田均が加えた)。
 したがって、我が国が当事国である国際紛争を解決するために武力による威嚇や武力の行使に用いる戦力の保持は禁止されている。しかし、それ以外の目的での戦力の保持は認められている、という考え方。すなわち、個別的または集団的を問わず自衛のための実力の保持や、国際貢献のための実力の保持は禁止されてない、という考え方。
 
●本音(p97、三浦)
〔 ただ、世界全体で人々が本音で話したいというふうに思っていますよね。イギリス、フィリピン、大阪でもそうだった。トランプ現象ももちろんそうです。彼らは何に対して戦ったのか。大阪では大阪自民党であり、そこと結託していた官僚でした。トランプは不法移民問題に対して何もできていないワシントンのエスタブリッシュメント。フィリピンのドゥテルテが衝いたのは、大農場主の保守派が組織犯罪グループとなあなあにやってきたことに対する国民の不満です。現状を何らかの形で変えたいと思いている人々の、変えてこなかった人たちに対する怒りがあちこちで噴出している。2009年に、それまでほとんど経験を蓄積してこなかった政党に政権を与えて大失敗した日本は、その経験から学んで穏健化したのかもしれないですが。〕
 
(2017/7/15)KG
 
〈この本の詳細〉


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ: