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ハーバードで喝采された日本の「強み」
 [社会・政治・時事]

ハーバードで喝采された日本の「強み」
 
山口真由/著
出版社名:扶桑社
出版年月:2017年3月
ISBNコード:978-4-594-07666-5
税込価格:1,404円
頁数・縦:221p・19cm
 
 
 日本の超エリートと目される財務省勤務、弁護士活動を経て、ハーバード大学ロースクール留学した、東大法学部首席女子の挫折と、日本再発見のエッセー。
 
【目次】
第1章 私を白熱させたハーバードの授業
第2章 ハーバードで受けた洗礼
第3章 トランプ大統領を誕生させたアメリカ社会の二極対立
第4章 ハーバードで喝采された日本の「強み」
 
【著者】
山口 真由 (ヤマグチ マユ)
 1983年、札幌市生まれ。東京大学法学部在学中に司法試験、国家公務員1種に合格。全科目「優」の成績で2006年に首席卒業。財務省勤務を経て、弁護士として活動したのち、2015年夏からハーバード大学ロースクールに留学。2016年に卒業し、帰国。
 
【抜書】
●思想の自由主義(p22)
 アメリカの根底にある考え方。裁判官のような一部のエリートが、保護に値する「価値ある表現」と、保護に値しない「価値なき表現」を分けることを本能的に嫌った。一部のエリートに任せるよりは、大衆を信用しようという考え方。
 オリバー・ウェンデル・ホームズ・ジュニア……アメリカ史上最も賢い判事の一人と言われている。それまでのイギリス法学の流れを転換し、アメリカ独自の法解釈の基礎を作り上げた人物。いまだに判決で最も引用される判事の一人。古典経済学における「市場」の理論を思想にも適用した。
  とにかくどんな考えでも自由に表明させよう。
  そして対立する思想を自由にぶつけ合わせよう。
  多くの支持を得た意見が生き残るだろう。
 
●ハーバード流交渉術(p33)
 〔ハーバードの交渉術で重視されるのは、「交渉に勝つこと」ではなくて、「価値を作り出すこと」だ。〕
 〔相手がこの交渉によって得たい価値を明確に把握したうえで、自分が得たい価値と並び立つようにする。〕
 〔パイを大きくすることができれば、全員が得する状況を作り出せる。こうやって、パイを広げられるのが、優れた交渉人だと教えらえる。〕
 〔相手が本当に欲しているものは何かを探り、相手の面子を立てつつ、相手と自分の利益を調整するのが「根回し」の技術である。〕
 〔ハーバード流交渉術の極意は、相手に気持ちよく「YES」と答えてもらうこと。そう考えると、テーブルに着く前に、相手との信頼関係を構築し、真意を聞き出し、そして相手が「YES」といえる提案を用意している日本の根回しは、相当に洗練された交渉術だ。〕
 
●曖昧調和(p186)
 〔アメリカの「二極対立」文化とは真逆の、「曖昧調和」文化とでもいうべき風土を日本は持っている。そしてそれは、アメリカの限界を超えうる、大きな可能性を秘めたものだった。〕
 
(2017/6/25)KG
 
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中国のフロンティア 揺れ動く境界から考える
 [社会・政治・時事]

中国のフロンティア――揺れ動く境界から考える (岩波新書)
 
川島真/著
出版社名:岩波書店(岩波新書 新赤版 1652)
出版年月:2017年3月
ISBNコード:978-4-00-431652-7
税込価格:886円
頁数・縦:224p・18cm
 
 
 発展途上国による発展途上国に対する援助。中国は、アフリカ諸国その他に対して行っている援助をそう位置付けているようだ。援助を受ける側にしても、かつての支配者であったヨーロッパの先進国よりも、同じ立場にあった中国のほうにシンパシーを感じるのかもしれない。中国が行うアフリカ支援は、資源確保や世界支配の布石といった中国側の事情のみを取り上げるのではなく、援助を受ける側の「心情」も忖度して考える必要がある。
 そんなことを考えながら、アフリカ、東チモール、金門島と中国との関わりに関する本ルポを読んだ。
 
【目次】
序章 フロンティアから中国を考える
第1部 アフリカの中国人、中国のアフリカ人
 第1章 アフリカの「保定村」物語―中国人農業移民
 第2章 広州のアフリカ人街―中国に進出するアフリカ商人とその苦衷
 第3章 雑誌『非洲』の世界―中国の“公共外交”
第2部 マラウイはなぜ中国を選んだのか
 第4章 マラウイと中国の国交正常化
 第5章 マラウイと台湾の断交
第3部 溢れ出す中国―周辺外交の舞台
 第6章 中国・ASEAN南寧博覧会参観記
 第7章 二一世紀の援蒋ルート―雲南・ミャンマー国境
 第8章 東チモールから見る中国―マカオ・フォーラムと葡語スクール
第4部 中華圏の内なるフロンティア―金門島から見る
 第9章 金門島の経験した近代
 第10章 金門アイデンティティを求めて
終章 運動体としての中国をとらまえること
 
【著者】
川島 真 (カワシマ シン)
 1968年神奈川県横浜市生まれ。1997年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学、博士(文学)。現在、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻教授(国際関係史)。専攻は中国近現代史、アジア政治外交史。
 
【抜書】
●マカオ・フォーラム(p153)
 正式名称:中国-葡語国家経貿合作論壇(澳門)。
 ポルトガル語圏の国と、中国とが経済貿易協力を目指す組織。第1回の閣僚会議が2003年10月に開かれ、「経貿合作行動綱領」(10月13日)という基本文書を採択した。
 構成国は、中国、ポルトガル、ブラジル、東チモール、アンゴラ、モザンビーク、カーボベルデ、ギニアビサウ。
 
(2017/5/26)KG
 
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世界で一番他人(ひと)にやさしい国・日本
 [社会・政治・時事]

世界で一番他人(ひと)にやさしい国・日本 (祥伝社新書)
 
マンリオ・カデロ/〔著〕 加瀬英明/〔著〕
出版社名:祥伝社(祥伝社新書 488)
出版年月:2016年11月
ISBNコード:978-4-396-11488-6
税込価格:842円
頁数・縦:220p・18cm
 
 
 サンマリノ共和国特命全権大使による日本賛歌。日本とイタリアの比較文化論的な内容も含む。
 第2部は蛇足。
 
【目次】
第1部 世界が学ぶべき「日本モデル」……マンリオ・カデロ(p16~p104)
 日本人のやさしさの源泉
 日本が世界から称賛される理由
 日本文化の、豊かさと独創性
第2部 自然に感謝する日本人のこころ……加瀬英明(p108~p215)
 神話が現代につながっている国
 和食こそが日本文化の象徴
 変わらない心、失われた心
 自然に寄り添う日本の心
 
【著者】
カデロ,マンリオ (Cadelo, Manlio)
 イタリアのシエナ生まれ。高等学校卒業後、パリのソルボンヌ大学に留学。フランス文学、諸外国語、語源学を習得。1975年に来日し、ジャーナリストとして活躍。1989年、駐日サンマリノ共和国領事、2002年、駐日サンマリノ共和国特命全権大使を任命され、2011年5月、駐日各国大使の代表である「駐日外交団長」に就任。イタリア共和国騎士勲章など多くの勲章を受章。
 
加瀬 英明 (カセ ヒデアキ)
 1936年東京生まれ。外交評論家。慶應義塾大学、エール大学、コロンビア大学に学ぶ。「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長。1977年より福田・中曽根内閣で首相特別顧問を務めたほか、日本ペンクラブ理事、松下政経塾相談役などを歴任。
 
【抜書】
●神道(p26)
〔 神道は教団に分かれて、諍うこともない。ところが残念なことに、キリスト教もイスラム教も、多くの教派に分かれて、歴史を通して抗争に明け暮れてきた。
 仏教も同様に、いろいろな問題があった。
 日本は歴史を通して、世界の各所で見られるおぞましい宗教戦争が、一度も起こらなかった。このような歴史には、日本の国民性と日本人の信仰観が現れている。珍しい国である。
 神道いう言葉が、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教や、バハイ教、仏教と同じような宗教であるような誤解を与えるために、警戒する人々がいる。
 だが、神道は「道」であって、「教」がついていない。それぞれの人が、自分の好みによって、人間道、地球道と呼んでもよいのではないだろうか。〕
 
パスタ(p61)
 パスタは、マルコ・ポーロが「黄金の国ジパング」を目指した旅の途中、アジア大陸のどこかで目にした細長い面をイタリアに持ち帰ったのが起源といわれている。重い汁は捨てなければならなかったので、汁麺がない。
 
●オシボリ(p65)
 今日、オシボリはどこの国の航空会社も採用している。この30年の間に世界に普及したジャポニズムの一つ。
 
●ビッター神父(p72)
 マッカーサー元帥は、靖国神社を爆破するか、燃やしたかった。
 しかし、上智大学の、イエズス会のブルーノ・ビッター神父(ドイツ人)が、元帥によく説明して、納得させて靖国神社を守らせた。
 手紙を送って、靖国神社を破壊することは、アーリントン国立墓地を破壊するのと同じことだと説き、靖国神社の歴史と実態を理解させた。
 キリスト教の神父が、神道の靖国神社を守ったことになる。
 
●マンモーネ(p81)
 イタリア人は「マンモーネ」と世界中から揶揄されるお母さん子。
 マンモーネ=マザコン。
 
●武士の娘の教育(p128、加瀬)
 江戸時代、武士階級の息子たちは、各藩の藩校で学んだ。
 庶民の子供たちは、男女共学の寺子屋があった。
 武士の娘のための学校は存在しなかった。家において、母親から躾や古典を学んだ。
 
(2017/5/2)KG
 
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世界が憧れた日本人の生き方
 [社会・政治・時事]

世界が憧れた日本人の生き方 日本を見初めた外国人36人の言葉 (ディスカヴァー携書)
 
天野瀬捺/〔著〕
出版社名:ディスカヴァー・トゥエンティワン
出版年月:2016年12月
ISBNコード:978-4-7993-2024-2
税込価格:1,080円
頁数・縦:207p・18cm
 
 
 主に幕末・維新のころに日本を訪れ、日本に魅了された西洋人たちの日本観をテーマ別にまとめた。登場する外国人は36人。
 
【目次】
第1章 シンプルさのなかに豊かさを見いだす
 シンプルな住まいに暮らす……A・B・ミッドフォード
 質素でありながら満足した生活を送る……タウンゼント・ハリス
 純粋なままで生きる……ヘンリー・ヒュースケン
 慎ましやかな物質的満足感で生活する……エミール・ギメ
第2章 どんな相手も尊重する
 立場の弱い人に親切にする……イザベラ・バード
 敵に対しても心遣いをする……フランシス・ブリンクリー
 トラブルが起きたら、最初に詫びる……カール・ムンチンガー
第3章 いつも陽気である
 隠しごとをしない……リュドヴィック・ド・ボーヴォワール
 生活を楽しむ……チャールズ・アップルトン・ロングフェロー
 気持ちよく挨拶する……グスタフ・クライトナー
 礼儀作法として笑いを絶やさない……エドモンド・コトー
 いつでも陽気である……シェラルド・オズボーン
第4章 教養を身につける
 自発的に学ぶ……ヴィルヘルム・ハイネ
 教育で人格を養う……ヘンリー・ダイアー
 教養を見せびらかさない……フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト
 報道をチェックする……ポール・ボヌクン
第5章 自然とともに生きる
 精神的に自然と通じ合う……パーシヴァル・ローウェル
 自然と互恵関係をつくる……アーネスト・サトウ
 人間らしい生き方を意識する……ジョルジュ・ブスケ
 自然の循環のなかに生きる……キャサリン・サンソム
第6章 必要な道徳心を備える
 正直である……エドワード・モース
 社会を快いものにするべく配慮する……エドウィン・アーノルド
 恩に報いることこそが道徳である……ルース・ベネディクト
第7章 進んで相手をもてなす
 相手を楽な気分にさせる……クララ・ホイットニー
 人好きである……アーサー・H・クロウ
 相手に要求しない……エミール・カヴァリヨン
 ありとあらゆる用意をする……ラドヤード・キプリング
 極上のサービスをする……ブルーノ・タウト
第8章 共存共栄に生きる
 必要以上に憎まず、欲しがらない……アレッサンドロ・ヴァリニャーノ
 個人よりも共同体を優先する……ローレンス・オリファント
 中庸の精神を持つ……バジル・ホール・チェンバレン
 自らの感情や憎悪をあらわにしない……アルベルト・アインシュタイン
最終章 現代に生き続ける日本の美徳
 精神的な価値を考える教育……李登輝
 隣人愛に似た「和の精神」……ネルケ無方
 自らの身分を正当化しない……ロバート・ベラー
 穏やかで品位があり、秩序を守り、高い犠牲心と優しさがある……ジャンヌ・ボッセ
 
【著者】
天野 瀬捺 (アマノ セナ)
 千葉県生まれ。トロント、セネカカレッジ卒。オーストラリア、スイス、カナダでの在住経験がある。元ユナイテッド航空フライトアテンダント。2007年、自身の経験をもとに書き上げた「フライトアテンダント物語―小夜子のスッチー見聞録」が日加タイムス文学賞に入選。同年5月から5ヶ月間、日加タイムス紙上で連載される(2013年に電子書籍化)。
 
【抜書】
●経済(p173)
 なぜ日本だけが、西洋以外の国の中で唯一、近代化の成功したのだろうか?
 ロバート・ベラーは、日本とアメリカの宗教、文化、社会構造の比較分析を行い、次のような結論に至った。
 (1) 日本においては古来より、経済に対して政治が優勢であった。「士農工商」という言葉にみられるように、ビジネスは社会の仕組みの最上位に置かれることなく、より人道的な価値観を重視して政治がなされてきた。 
 (2)日本人の精神性、「日本的宗教」。普遍的なものを認識しようとすることや、目に見えない至高な存在に敬意を示すといった特質。
 ロバート・ベラー……Robert Bellah、1927-2013。アメリカ、オクラホマ州生まれ。ハーバード大学卒。宗教学者。1960年、フルブライト交換留学生として國學院大学に在籍。
 
(2017/4/26)KG
 
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貧者の一票 グローバル経済の崩壊と連鎖する無血革命
 [社会・政治・時事]

貧者の一票 グローバル経済の崩壊と連鎖する無血革命
 
渡邉哲也/著
出版社名:扶桑社
出版年月:2017年1月
ISBNコード:978-4-594-07641-2
税込価格:1,080円
頁数・縦:223p・18cm
 
 
 新自由主義者が志向したグローバリズムへの批判が高まり、ナショナリズムが台頭する現代の世界情勢を、「貧者の一票」をキーワードに読み解く。将来、今よりましな民主主義の社会は到来するのだろうか?
 
【目次】
第1章 混迷する2017年の世界経済
第2章 「脱グローバリズム」に舵を切る世界
第3章 世界を動かす「貧者の一票」
第4章 権利の乱用者「ただ乗り屋」叩きが始まった
第5章 問われる「命の価値」の重み
第6章 ポスト・グローバリズム―世界経済の近未来
 
【著者】
渡邉 哲也 (ワタナベ テツヤ)
 作家・経済評論家。1969年生まれ。日本大学法学部経営法学科卒業。貿易会社に勤務した後、独立。複数の企業運営などに携わる。大手掲示板での欧米経済、韓国経済などの評論が話題となり、2009年『本当にヤバイ!欧州経済』(彩図社)を出版、欧州危機を警告しベストセラーになる。内外の経済・政治情勢のリサーチや分析に定評があり、さまざまな政策立案の支援から、雑誌の企画・監修まで幅広く活動を行っている。
 
【抜書】
●新自由主義(p45)
 〔グローバリズムは政府による規制に加え、過度な社会保障や福祉、富の再分配は企業や個人の自由な経済活動を妨げると批判する新自由主義思想を生んだ。〕
 
●第4の権力(p89)
 インターネットメディアは、「第3の権力=既存のメディア」を監視する「第4の権力」。
 アメリカ大統領選挙で、共和党、民主党の両陣営が使う資金は5000億円に上ると言われる。必然的に、政治家はお金の方向を向いた政治を行わざるを得ない。
 レガシーメディアがトランプ氏の反対陣営からお金をもらって行ったネガティブ・キャンペーンは、トランプ氏の発言を広く世の中に知らせる結果となり、ネットを通じて支持が広がった。
 トランプの当選は、〔従来お金のほうを向いていた政治家が、票に向き始めたという意味で、民主主義を担保する選挙のあり方を大きく変えるエポック・メイキングな出来事だといえるのだ。〕
 
●クープマンの目標値(p92)
 アメリカの数学者B・O・クープマン。企業間の販売競争などに勝つための理論として応用される「ランチェスターの法則」を研究して、「クープマンの目標値」という市場シェア理論を構築。ある商品やサービスの市場シェアに関する階層化。
 独占的市場シェア……73.9%を上回ると絶対的首位となる。
 相対的安定シェア……41.7%を取ればトップの地位が安定。
 市場影響シェア……26.1%を取ると市場に影響を与える段階に達する。
 市場認知シェア……10.9%に達すると市場に認知され始める。
 
●ベーシックインカム論(p126)
 もともと、ティーパーティの主張。
 ティーパーティは、小さな政府を志向。政府が民間企業の経済活動に介入し、多額の税金を投入して社会資本を整備して所得格差を是正する「大きな政府」はいらない、民間が自由にやればいい、という意見。
 道路整備などの必要不可欠な事業を除き、医療制度をはじめとする社会保障や公的な学校制度などをすべて否定、病院や学校、保育所などを民間に任せる。
 ベーシックインカム論……上記の施設に投じられる膨大な行政コストを削減したうえで、国民にお金を配り、民間の好きなサービスを選べるようにする。
 
●印僑(p136)
 客家を中心とする華僑は、世界中どこでも移住し、中華街を築き上げ、そこで中国人だけのコミュニティを作り上げていく。土地(領土)=国という意識が低い。
 印僑は、インドの本家にいる父親が子どもたちを世界各国に送り出し、さまざまなビジネスを手掛ける。本拠地をインドに置いてネットワークビジネスを展開している。上位カーストの人たちが多い。彼らがある州や地域を統治していることも少なくない。いわば、統治者が、地域の住民を食べさせるために世界中でビジネスを行っている、というのが印僑ビジネスの一つの側面。
 
●インターナショナル・サプライチェーン(p196)
 グローバル・サプライチェーン……生産地≠消費地。コストの安い地域で生産し、お金のある国で販売する。消費地に雇用をもたらさない。
 インターナショナル・サプライチェーン……生産地=消費地。生産も消費も同じ国で行う。消費地に雇用をもたらすので歓迎される。
 
●日本のリーダーシップ(p204)
 〔世界を破綻から救うために、「和を以て貴しとなす」の伝統を持つ日本は率先してリーダーシップを発揮し、和の精神を世界にどんどん輸出していくべきだ。先の「質の高いインフラ投資の推進のためのG7伊勢志摩原則」は、世界のインフラ開発について日本がリーダーシップを取った典型的な例である。
 さらに言えば、今後、世界経済の持続的成長を実現するうえで、資源問題や食糧問題にどう対処していくのかということも大きな課題だ。〕
 
●島国(p217)
〔 日本人は島国という、そこから逃げられないコミュニティの中で暮らしてきたといえるだろう。島国の閉ざされたコミュニティの中で対立を繰り返すことは、結果的に民族の滅亡を引き起こす。そのため日本人は、意見や立場に対立がある場合、話し合いをしながら柔軟に対応し、可能な限り争いを回避してきた。そのため、絶えず戦乱を繰り返してきた欧州のように、国自体が滅びるというところまでには至らなかった。また経済活動においても、島国の中で生み出される食物や資源には限りがあり、外から略奪してくることもできないため、必然的に公平な分配を追求していった。「和の精神」の源流も、おそらくそういうところにあるのだろう。
 その結果、ヨーロッパの列強が大航海時代に世界中で植民地を拡大し、搾取によって莫大な富を吸い上げていた頃、鎖国政策を取っていた日本では、自国の限られた資源と人々の知恵だけで成立する経済体を生み出していたのだ。そういう先人の文化や知恵を、私たちは受け継いでいるのである。〕
 
(2017/4/21)KG
 
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法律を読む技術・学ぶ技術 元法制局キャリアが教える 改訂第3版
 [社会・政治・時事]

元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術[改訂第3版]

吉田利宏/著
出版社名:ダイヤモンド社
出版年月:2016年5月
ISBNコード:978-4-478-06509-9
税込価格:1,944円
頁数・縦:326p・21cm


 法律を学ぶというのは、条文やテキストを丸暗記することではない。「リーガルマインド」を身に付けることだ。それが法律を理解する近道である。
 本書は、「リーガルマインド」を身に付けるための基礎知識を、簡単な練習問題を説きながら学ぶ。

【目次】
1 知識編
 ようこそ!法律の世界へ
 法律の基本ルールを知ろう
 法律学習の基礎知識
 法律のヒエラルキーを知っておこう
 裁判の仕組みや判例のことを知ろう
2 図解・読解編
 法律の全体像をつかむコツ&図解術
 法律への理解を深める図解術
3 法律編
 憲法の読み方・学び方
 民法の読み方・学び方
 刑法の読み方・学び方
 行政法の読み方・学び方

【著者】
吉田 利宏 (ヨシダ トシヒロ)
 1963年生まれ。早稲田大学法学部卒業後、衆議院法制局に入局。15年にわたり法律や修正案の作成に携わる。特殊法人等改革基本法案、祝日法や公職選挙法の改正案、情報公開法案の修正案などの作成に参画。02年農林水産担当参事で退職。現在、著述業。早稲田大学エクステンションセンター講師

【抜書】
●リーガルマインド(p24)
〔 法律を学ぶ意義は、ずばり、リーガルマインドを養うことにあります。リーガルマインドとは、「物事の正義や公平の感覚」のことです。〕

●「又は」と「若しくは」(p63)
 (イカ)、(赤身)又は(ギョク)……三つが並列。
 (イカ若しくは赤身)又は(ギョク)……イカ、赤身が同列。

●「及び」と「並びに」(p65)
 (プードル)、(チワワ)、(アメリカン・ショートヘア)及び(ペルシャ)……四つが並列。
 (プードル及びチワワ)並びに(アメリカン・ショートヘア及びペルシャ)……2対2。

●対抗する(p74)
 対抗する=主張を通すことができる。「善意の第三者に対抗することはできない。」

●裁判員制度(p123)
 まず、抽選で「裁判人候補者」に登録され、その中から、事件ごとに抽選が行われ、「裁判員候補者」が選ばれる。
 裁判員候補者は、1事件あたり92人。そのうち選任期日に来る人は平均29人。その中からくじで6人の裁判員が選ばれる。
 日当は1万円以内。

(2017/3/6)KG

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もう時効だから、すべて話そうか 重大事件ここだけの話
 [社会・政治・時事]

もう時効だから、すべて話そうか: 重大事件ここだけの話

一橋文哉/著
出版社名:小学館
出版年月:2016年11月
ISBNコード:978-4-09-388523-2
税込価格:1,728円
頁数・縦:286p・19cm


 長年、新聞・雑誌で事件記者を務めたノンフィクションライターが、昭和~平成に起きた重大事件の、マスコミに出なかった「裏側」を語る。月刊『本の窓』2013年3・4月合併号から2016年9・10月合併号所収のコラムに、大幅加筆・修正。
 事件を担当した現場の刑事よりも犯人に肉薄しているのではないかと思われるケースも多々登場。事件記者の食い込み具合のすごさを感じる。報道も命がけの仕事なのである。

【目次】
第1章 身勝手過ぎる凶悪犯罪に喝!
第2章 女心ほど不可解なものはない
第3章 未解決に陥るには理由がある
第4章 絶対正義をうたう司法の裏切り
第5章 グリコ森永事件こそ私の原点だ
第6章 スクープのコツはここにあり
第7章 アスリートと芸能人を支配する闇
第8章 少子高齢化社会は病んでいる

【著者】
一橋 文哉 (イチハシ フミヤ)
 ジャーナリスト。東京都生まれ。早稲田大学から新聞、雑誌記者を経て現職。1995年、月刊誌「新潮45」に「ドキュメント『かい人21面相』の正体」(雑誌ジャーナリズム賞受賞)を連載。『闇に消えた怪人―グリコ・森永事件の真相』刊行後、3億円強奪、オウム真理教など未解決事件や闇社会を題材にノンフィクション作品を次々と発表。

【抜書】
●三億円事件(p77)
 1968年12月10日朝に発生。
〔 この事件は現金強奪のトリックこそ奇抜だが、犯行のシナリオは単純で偽装白バイなど百五十点の遺留品があったうえ、犯人の目撃証言が多かったことから、スピード解決が期待された。だが、捜査は予想外に難航し、延べ約十七万二千人の捜査員と被害金額の三倍を上回る約十億円の捜査費用を投入したが、七五年十二月十日、犯人を逮捕できないまま、時効が成立してしまった。〕

(2017/2/25)KG

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政治が危ない
 [社会・政治・時事]

政治が危ない

御厨貴/著 芹川洋一/著
出版社名 : 日本経済新聞出版社
出版年月 : 2016年11月
ISBNコード : 978-4-532-17610-5
税込価格 : 1,728円
頁数・縦 : 235p・19cm


 大学時代、半年間同じゼミで学んだ二人が、安倍政治、自民党政治について放談。

【目次】
第1章 政権という魔物―権力をめぐる闘争
 なぜ安倍政権はカムバックに成功したのか
 「同志、思想的結合、お友だち」を登用
 アベノミクスは「やった感」より「やってる感」
  ほか
第2章 政治家という代物―ポストをめぐる闘争
 安倍‐二階の「戦略的互恵関係」はいつまで続く?
 谷垣幹事長がいたから示せた「自民の幅」
 自民党内のバランスは崩れた
  ほか
第3章 憲法という難物―改憲をめぐる闘争
 16年8月、「天皇陛下のおことば」の背景
 なぜ摂政ではだめなのか
 「おとこば」を憲法上の観点から考える
  ほか
第4章 メディアという生き物―世論をめぐる闘争
 新聞論調は分極化しているのか
 政治家は「朝日がどう書くか」を気にしていた
 新聞の紙面が「べき論」でいいのか
  ほか

【著者】
御厨 貴 (ミクリヤ タカシ)
 青山学院大学特任教授、東京大学名誉教授。1951年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。東京都立大学教授、ハーバード大学客員研究員、政策研究大学院大学教授、東京大学教授、放送大学教授を経て現職。日本政治史を専門とする。

芹川 洋一 (セリカワ ヨウイチ)
 日本経済聞社論説主幹。1950年熊本県生まれ。東京大学法学部卒業、同新聞研究所修了。76年日本経済新聞社入社。79年から政治部に所属し、次長、編集委員、政治部長、大阪本社編集局長、論説委員長等を経て現職。

(2017/2/9)KG

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在日二世の記憶
 [社会・政治・時事]

在日二世の記憶 (集英社新書)

小熊英二/編 高賛侑/編 高秀美/編
出版社名 :集英社(集英社新書 0857)
出版年月 : 2016年11月
ISBNコード : 978-4-08-720857-3
税込価格 : 1,728円
頁数・縦 : 761p・18cm


 『在日一世の記憶』(集英社新書、2008年)の続編。6年に及ぶ取材をもとに、50人の在日韓国・朝鮮人のライフストーリを編む。
 2014年4月8日~2016年10月31日、集英社新書HPにて掲載。

【目次】
共生のこの地に「コリア文化博物館」の実現を
宝塚で外国人市民の共生目指して
担任の机に入ったままだった「就職希望書」
元アートネイチャー会長にして俳人の身世打鈴
天才打者の壮絶な被爆体験
親父はどうして、あんな生き方しかできなかったのか
関東大震災の直前、日本にやって来たアボジ
囲碁で結ばれた同砲との絆
「東九条マダン」は、僕らの目指す社会像やねんね
川崎・桜本に生きる
〔ほか〕

【著者】
小熊 英二 (オグマ エイジ)
 1962年生まれ。歴史社会学者。慶應義塾大学教授。

髙 賛侑 (コウ チャニュウ)
 1947年生まれ。ノンフィクション作家。

高 秀美 (コウ スミ)
 1954年生まれ。ライター・編集者。在日朝鮮人の記録を残す仕事に携わる。「海峡」同人。

【抜書】
●獄中生活(p260)
 李哲(イ・チョル)……1948年10月7日生まれ。1975年、高麗大学大学院留学中に、ねつ造された「学園浸透スパイ団事件」(11・23事件)で北朝鮮のスパイとされ、投獄される。死刑判決を受けるが、81年に特赦で懲役20年に減刑、88年に仮釈放。90年に在日韓国良心囚同友会を結成。
〔 獄中でいろんな民主化運動の闘士とか政治犯に出会いました。青年や学生たちだけでなく、金芝河氏、朴炯圭(パク・ヒョンギュ)牧師、李泳禧(イ・ヨンヒ)教授、文益煥(ムン・イクファン)牧師や咸世雄(ハム・セウン)神父など、実に多くの方々が入ってこられました。そういう人たちに会うと本当に力をもらいます。なんで自分もこの先生たちのように何かをやって入れなかったのかって悔やまれましたね。やっぱり民主化、統一に対する思いがありますから。そういう活動を外でできず、スパイにでっち上げられたまま悶々と過ごしているわけじゃないですか。まさに軍事独裁時代がひっくり返る曲がり角に来た歴史的な時期に、本当はそういうところに参加したかったのに、自分は一体何をしているのだと思ったら悔しかったですね。〕

●クラシック音楽(p299)
 丁讃宇(ジョン・チャヌ)……1950年8月11日生まれ。桐朋学園大学、パリ国立高等音楽院で学ぶ。ヴァイオリニスト。
 クラシック音楽家は、運と才能と財力がないと職業として成り立っていかない。

●両方の良さ(p307、丁讃宇)
〔 これまで日韓両国の文化を、音楽を通して経験しました。それぞれの文化の良い面を学んだのです。これは在日の文化人、アーティストにとって特徴的ないい素質でもある。在日の文学者もそうですね。
 在日韓国人の若い人たちは韓国人にはない、日本人にもない、プラスアルファ―の良さを持って生まれてきている。それを活かすようなことを考えてもいいんじゃないかと思います。〕

●客(p495)
 金洪才(キム・ホンジェ)……1954年10月10日生まれ。桐朋学園大学音楽学部にて指揮を学ぶ。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、京都市交響楽団、大阪市音楽団、広島交響楽団を経て、2007年より韓国・蔚山市立交響楽団の音楽監督兼常任指揮者。
〔 朝比奈隆(あさひなたかし)やカラヤンのように同じ指揮者が同じオーケストラで何十年も振るというような時代は、もうありえない。大体が二、三年ごとの契約制です。同じところでずっとやりたいというのは指揮者のわがままで、指揮者とソリストはオーケストラにとっては「客」です。〕

●長生き(p502、金洪才)
〔 朝比奈さんが僕にいったのは「指揮者に大切なことは、長生きすることだ」ということでした。ヒヨコから入ってきて五〇年やって、ようやくマエストロ、巨匠と呼ばれるような仕事です。特に経験からくるものが大変に大きい。〕

●倍達(p662)
 河明生(かわ・めいせい)……1963年9月15日生まれ。テコンドーのパイオニアにして経済学者。法政大学、高崎経済大学などで兼任講師。日本テコンドー協会会長。
 極真空手創始者の大山倍達も朝鮮人。
 朝鮮民族は、別名「倍達(ペダル)民族」という。古代の朝鮮の称。

●中流(p668、河明生)
〔 しかし、彼ら成功者はほんの一つまみのエリートで誰でも真似できるものではありません。在日社会は、生まれ育った日本という地に足をつけたまじめな中流を育てるべきです。中流は安定した国家社会の革新的存在ですし、日本なら誰でもなれます。マイノリティの中流が増加すれば犯罪は確実に減ります。「日本に生まれてよかった」と思える若者も増加し、かつての渡来人のように永住の地と定めた日本のため新たな感性を発揮することも期待できます。母語ができない、変な発音をする人間を韓国や北朝鮮の大衆は同胞と見なしません。「言葉は民族である」と考えているからです。中途半端な韓国人・朝鮮人としていつまで残りたいのかを考えるべきではないでしょうか。孫や曾孫の代まで代まで非建設的な思いを残すのはエゴ以外の何物でもありません。米国の日系人や韓国系人のように居住国の一員として頑張る方が本国のためになります。普段、日本名を名乗っていても犯罪を犯せば韓国・朝鮮人として出自を公表され「またあいつらか」と思われてしまいます。〕

●日本人妻(p698)
 兪哲完(ユ・チョルワン)……1965年5月12日生まれ。1996年に社会人入試にて立命館大学経済学部入学。現在、MK西日本グループ代表取締役社長。通明は青木義明。
〔 今の嫁は、友達の紹介で知り合った日本人でした。「この人と結婚します」と報告すると、親からは日本人だからと反対されました。それでわたしがいったのは、「そんなもん、韓国人、韓国人って。僕も韓国人と結婚しようとした。でも今、出会う人はほとんどが日本人だ。何があかんね。見合いも数十回やって、結婚しかけて、ダメになって。それなのに日本人だからダメかよ」と覚悟を決めていいました。そしたら親父に「出て行け」といわれまして、「わかった。会社もやめるわ。日本で子どもを生んで、育てて、日本人相手にビジネスやってて、日本人に感謝せなあかんじゃないか。韓国人、日本といってる場合違うでしょ。そりゃ戦前、戦中、親父とお袋は酷い目に遭ったかもしれない。でも僕は申し訳ないけど知らんわ。それが結婚するなという理由にはならんで。それに、息子である僕が信用できないんですか」と言いました。結局結婚して、今は皆ハッピーです。実家にも頻繁に子どもを連れて遊びに行きます。〕

(2017/1/28)KG

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スノーデン・ショック 民主主義にひそむ監視の脅威
 [社会・政治・時事]

スノーデン・ショック――民主主義にひそむ監視の脅威

デイヴィッド・ライアン/〔著〕 田島泰彦/訳 大塚一美/訳 新津久美子/訳
出版社名 : 岩波書店
出版年月 : 2016年4月
ISBNコード : 978-4-00-001084-9
税込価格 : 2,052円
頁数・縦 : 159、35p・19cm


 ″Surveillance after Snowden"(Polity Press, 2015)の翻訳である。
 エドワード・スノーデンが暴露したNSA(アメリカ国家安全保障局)による大量監視の実態。その手法と危険性、そして、今後われわれ一般市民がどのように対処すべきかを論じる。

【目次】
序章 CITIZENFOURの警告
第1章 スノーデンの嵐
第2章 世界中の監視
第3章 脅威のメタデータ
第4章 ぐらつくプライバシー
第5章 将来の再構築

【著者】
ライアン, デイヴィッド (Lyon, David)
 カナダ・クイーンズ大学監視研究センター所長。邦訳書に、『監視社会』『膨張する監視社会』(青土社)、『9.11以後の監視』(明石書店)など。

田島泰彦 (タジマ ヤスヒコ)
 上智大学文学部新聞学科教授。専門は憲法、メディア法。

【抜書】
●90%(p79)
〔 覚えておいてほしい、多くのことがメタデータから突き止められうることを。マサチューセッツ工科大学(MIT)のイヴス・アレキサンダー・デモントジョイは、名前を伏せたとある国の、一一〇万人分の会員番号と名前を消した三カ月分のクレジットカード記録をチェックする調査をした。すると、そのうち九〇%の人々についてはそのカード保持者の身元を、たった四つの断片情報――ツイート、インスタグラムの写真およびそれに準ずるもの――から割り出すことができた。なお、先立つ二〇一三年に行われた携帯電話の通話記録を対象にした同様の研究では、通話記録からなんと九五%の人々の身元を割り出すことができた。〕

●インターネット民主主義(p131)
 〔開かれた意思疎通と民主主義を促すという希望とともに生まれたインターネットに関して言えば、デジタル世界の大部分の潮流は初期の開発者が望んだこととは正反対になっているように思える。権力関係機関の秘密主義と消費者の「フィルターバブル」は、彼らには思いもよらなかったことだ。〕
 インターネットの自由な世界が、国家の監視を強化するための情報源になっているという皮肉。
 監視研究センターが最初のウェブサイトを開設し、監視に興味を持つ世界中の学術団体と関係を築こうとした。その結果、カナダ安全情報局(CSIS)、王立カナダ騎馬警察の警官、カナダ通信安全保障部(CSES)も常連の訪問者となった。

(2017/1/21)KG

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