So-net無料ブログ作成

「音大卒」は武器になる
 [ 資格]

「音大卒」は武器になる

大内孝夫/著
出版社名 : ヤマハミュージックメディア
出版年月 : 2015年2月
ISBNコード : 978-4-636-91065-0
税込価格 : 1,728円
頁数・縦 : 193p・19cm
 
 
■音大は就職に有利?
 音楽大学で学んだことは、一般企業に就職する際にはほとんど役に立たないと思われがちだが、実はそうではないという観点から、音大生がいかに就職に有利かを説く、「音大生就職マニュアル」。
 しかし、音大と無縁の一般人にも興味深い内容である。なかなか内情が分からない音楽大学がどのような世界なのか、垣間見ることができる。彼らは、単に音楽技術を磨いているだけではないのだ。音大で数年間を過ごすことで、一般の社会生活にも欠かせない重要な資質を獲得しているのである。
 まず、彼ら彼女らは、一様に真面目であり、勤勉である。在学中は、一生懸命、自分の専門とする楽器の訓練に励んでいるからである。そして、幼児期からバイオリンやピアノなどの楽器を学んでいる人は、脳が活性化され、普通の人より発達している可能性がある。さらに、管弦楽を構成する楽器の奏者は、それぞれの個性を発揮しつつ、協調性も要求される。まさに就職に有利な条件がそろっていると言えるのである。
 そもそも音大を出ても演奏者として自活できる人はごく少数だ。大多数の卒業生はそれ以外の道を歩まなければならない。しかし、音楽と無関係の企業に就職しても音楽を楽しむことはできるし、むしろ音楽家を目指して不安定な生活を送るより望ましいかも知れない。自信を持って一般企業への就職を目指そう。それは挫折では決してない。著者はそう主張するのである。

【目次】
第1部 音大卒を武器にする
 音大生の力
 音大生は将来どうなるの?
 音大生が陥りやすい罠
 音大生こそ就職を目指せ!
 それでも音楽をやりたい人へ

第2部 実践編 音大生の就職マニュアル
 企業の学生を見る目、就職活動のポイント
 就職活動の流れ、企業の選び方
 エントリーシート、履歴書の書き方
 筆記試験、面接の受け方

【著者】
大内 孝夫 (オオウチ タカオ)
 1960年6月5日東京都生まれ。東京都立国立高等学校、慶應義塾大学経済学部卒業後、富士銀行(現みずほ銀行)入行。証券部次長、仙台営業部副部長、いわき支店長などを歴任後、退職。現在、武蔵野音楽大学就職課主任兼会計学講師。公益法人日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引主任者(資格取得)。

【抜書】
●武蔵野音楽大学の建学精神(p19)
 武蔵野音楽大学では、「和」という建学の精神のもと、「礼儀」「清潔」「時間厳守」という三つの生活指針が示されている。これらは、一般社会で重要なこと。就職にも武器になる。

(2015/7/22)KG

〈この本の詳細〉


独立開業ああ本日も仕事なし 新人司法書士円月堂抱腹絶倒奮戦記
 [ 資格]

独立開業 ああ本日も仕.jpg
著者: 成田 尚志著
本体価格: \1,300
出版:ビジネス社
サイズ:B6判 / 207p
ISBN:4-8284-1026-0
発行年月:2003.1.15

●司法書士を目指す方に、ぜひ「読んでほしくない」1冊

約2万人が受験し、合格者は600人前後(合格率2.6%程度)という狭き門、司法書士。しかも、世の中資格ブームということで、年々、受験者数は増えているらしい。
そんな難関を突破して資格を取っても、いざ開業してみると、そう簡単にお客はやって来ない。
事務所に、目立つように看板を掲げたり、知り合いの不動産屋を回ったり、近くの銀行に挨拶に行ったり、パンフレットを作って住んでいるマンションで配ったり……。結局、順調に仕事が入ってくるようになるまでは、営業活動の日々が続くのだ。営業の仕事がいやで、司法書士を目指したはずなのに!
苦労の挙句、1年目の収入が平均して月30万円程度。そこから事務所の家賃だけで13万円もっていかれると、生活していけない。で、1年めにして早々に事務所の引越しとなる。家賃7万円……。
さらに、少しでも安定した収入を得るために、アルバイトを探す。夕方週3日、日曜日まる1日の出勤……。
かくも、司法書士の仕事というのはキビシイものなのだ。いや、これは合格していきなり開業してしまった著者がイケないのかも知れない。ふつう、先輩司法書士の事務所で修行を積み、ある程度実務を覚え、お客さんを作ってから独立、という手順を踏むものである。合格前に「都内の某司法書士事務所」の補助者として働いたことが、妙な自信となり、アダとなったか。それにしてもこの人、行政書士と、宅建の資格まで持っているのだ。何とかならんのか!?

司法書士という仕事に興味があって読んだ。しかし、司法書士を目指す人は、読まないほうがいいかも知れない。サラリーマンのほうがラクだ、ということを教えてくれる!?

同じように難関の司法書士試験を突破し、開業した人の顛末記として『ツーウェイ資格試験合格法』(山本浩司著、日経BP社)というのがある。読み比べてみるのも一興だ。士業というものが、生易しい職業ではないことが実感できるはずだ。でもこちらは、司法書士って、素敵な職業かもしれない、と思わせてくれる。

参考URL:無頼派司法書士円月堂の未練
http://www.ne.jp/asahi/nemuri/engetudou/

(03/7/22)【蔵】

<この本の詳細>
http://www.bk1.co.jp/product/2269751