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ストリップの帝王
 [文芸]

ストリップの帝王
 
八木澤高明/著
出版社名:KADOKAWA
出版年月:2017年12月
ISBNコード:978-4-04-105164-1
税込価格:1,836円
頁数・縦:314p・20cm
 
 
 「ストリップの帝王」と呼ばれた男、瀧口義弘の一代記である。
 実姉であり、当時、レズビアンショーで一世を風靡したストリッパーの桐かおるの鶴の一声で、34歳の時に福岡から木更津に移住し、彼女の経営するストリップ劇場の経営に携わることになる。1941年生まれの瀧口は、それまで、高校を卒業後に福岡相互銀行(現・西日本シティ銀行)に勤務する銀行員であった。
 その後、数々の劇場の経営と、ストリッパーの手配を行う「コース切り」に携わり、ストリップの栄枯盛衰を体現し、諏訪フランス座の「照明係」を最後に70歳で引退。その間には、警察の摘発により、全国指名手配となるが、7年間逃げ通して時効を勝ち取っている。とにかく型破りな人生である。
 同時に、ストリップという大衆芸能(?)の歴史もそれとなく綴る。
 
【目次】
第1章 芸界―銀行マン、ストリップ業界に入る
第2章 台頭―ダイナマイトを巻いて警察に乗り込む
第3章 家族―全国指名手配から逃げる
第4章 帝王―経営再建の名手となる
第5章 挫折―後継者育成に行き詰まる
第6章 劇場―最後の公演を見届ける
 
【著者】
八木澤 高明 (ヤギサワ タカアキ)
 1972年神奈川県横浜市生まれ。写真週刊誌フライデー専属カメラマンを経て、2004年よりフリーランス。01年から12年まで取材した「マオキッズ 毛沢東のこどもたちを巡る旅」が第19回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。
 
【抜書】
●花電車(p19)
〔 花電車の呼称は、装飾された路面電車が花電車と呼ばれ、客を乗せないことから、芸者が性器を使うものの、男を乗せないことがそう呼ばれるようになった。戦前に中国などから大阪の飛田(とびた)遊郭に伝わり、芸妓たちが女性器を使って書道をしたり、吹き矢を飛ばしたことが日本における花電車の事始めである。飛田遊郭から、東京にも伝わり、当時一大色街であった玉ノ井などでも盛んに演じられたという。〕
 
(2018/6/8)KG
 
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届くなら、あの日見た空をもう一度。
 [文芸]

届くなら、あの日見た空をもう一度。 (スターツ出版文庫)  
武井ゆひ/著
出版社名:スターツ出版(スターツ出版文庫 Sた2-1)
出版年月:2018年2月
ISBNコード:978-4-8137-0411-9
税込価格:583円
頁数・縦:241p・15cm
 
 
 「第2回スターツ出版文庫大賞 特別賞」受賞作。
 作者の執筆モットーは「心に寄り添う作品づくり」とのこと。まさにそのとおり、傷ついた幼馴染の「なの姉」にけなげに寄り添う少年の心のなかを見事に描いている。
 
【著者】
武井 ゆひ (タケイ ユヒ)
 2017年、第2回スターツ出版文庫大賞において『届くなら、あの日見た空をもう一度。』が特別賞を受賞し、作家デビュー。
 
(2018/5/29)
 
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人類の進化が病を生んだ
 [医学]

人類の進化が病を生んだ
 
ジェレミー・テイラー/著 小谷野昭子/訳
出版社名:河出書房新社
出版年月:2018年1月
ISBNコード:978-4-309-22727-6
税込価格:2,376円
頁数・縦:340p・20cm
 
 
 進化医学によって明らかになってきた、人間の体の不思議を解説する。
 
【目次】
第1章 自己免疫疾患とアレルギー
第2章 不妊症
第3章 腰痛
第4章 眼の病気
第5章 癌
第6章 心臓病
第7章 アルツハイマー病
 
【著者】
テイラー,ジェレミー (Taylor, Jeremy)
 BBCテレビでシニア・プロデューサーやディレクターを務め、ディスカバリー・チャンネルやラーニング・チャンネルのため科学番組を数多く制作してきた。2017年死去。
 
小谷野 昭子 (コヤノ アキコ)
 医学翻訳者。専門商社勤務を経て翻訳業に。臨床用診断・治療ガイドライン、米国医師会誌、ヘルスデーニュース等の翻訳に携わる。
 
【抜書】
●物理学(p14)
 「進化のない医学は物理学のない工学だ」。ランドルフ・M・ネシーの言葉。『病気はなぜ、あるのか――進化医学による新しい理解』(1994年、ジョージ・C・ウィリアムズとの共著。邦訳は2001年、新曜社)。
 医学に進化の考え方を取り入れることで医療行為が変わり、新しい治療法が生まれるはずである。進化医学を生物学全般のみならず、医学においても基礎とすべきだ。
 
●ブタ鞭虫(p26)
 クローン病(炎症性腸疾患)の患者に、ブタ鞭虫(トリチュリス・スイス)という腸内寄生虫の卵2500個を、胃に通した管で3週間に1度ずつ送り込む治療を8回行った。
 24週間後、患者の79%は寛解した。
 
●旧友仮説(p34)
 コレラやチフス、麻疹、おたふく風邪、天然痘といった重篤な伝染病が現れたのは、6000年前に最初の都市ができてヒトが密集して住むようになってから。新しい病気は、古くからヒトに棲みついてきた微生物のように共進化するほど長い時間をヒトと共有していない。
 ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのグレアム・ルークは、ヒトと共進化してきた微生物を「旧友」と呼び、「衛生仮説」を「旧友仮説」と改名した。
 
●オリゴ糖(p36)
 ヒトの母乳に含まれるオリゴ糖は、1ℓあたり約10gで、他の哺乳類に比べて10倍から100倍も多い。
 赤ん坊は、オリゴ糖をまったく消化できない。母乳に含まれているビフィズス菌の餌となる。
 
●メタゲノム(p39)
 当初は無菌状態だった赤ん坊の腸は、生後1週間で90兆個もの微生物の棲み処となる。
 私たちの腸内にいる微生物の数は、人体を構成している全細胞の数の10倍。微生物の遺伝子の総数は、ヒトゲノムにある遺伝子数の100倍。
 腸内マイクロバイオータの総重量は、ヒトの脳や肝臓より重い。
 ヒトとマイクロバイオータのゲノムが一体化したものを「メタゲノム」と呼んでいる。スーパーオーガニズム(超個体)。
 
●自閉症(p55)
 自閉症は、炎症と腸疾患の両方に相関関係がある。
 自閉症児には脳に炎症が見られることが多く、この炎症状態は妊娠中の母親から伝わったとする証拠が集まりつつある。妊娠中に感染症を患ったか、自己免疫疾患により炎症を起こしていた母親は、胎盤を通じてその炎症状態を胎児に伝えている可能性がある。
 また、自閉症児は過剰活動型の免疫系を遺伝的な面からも受け継いでいる。そのため、自己免疫疾患を併発しやすい。自閉症スペクトラム障害の子どもの約70%は重症の腸過敏症。彼らは下痢と痛みをともなう腹部膨満を抱えており、そのせいで怒りっぽく攻撃的になり、自傷行為を繰り返すと考えられている。
 
●鬱病(p57)
 鬱病は、軽度の慢性炎症がもとで生じる病気。炎症促進型サイトカインが増えると、鬱病を発症する。
 
●帝王切開(p70)
 帝王切開は、2000年前のローマ時代に初めて施された。
 子癇前症になった妊婦から赤ん坊を取り出し、子どもだけでも救おうという捨て鉢な試みだった。
 
●親子の対立(p72)
 父から50%の遺伝子を受け継いだ胎児と、母親との遺伝子同士の対立。
 
●光受容体(p153)
 ヒトの眼の光受容体の層は、杆体1億2000万個、錐体600~700万個でできている。
 
●反転網膜(p165)
 脊椎動物の眼の場合、網膜は中枢神経系から発生し、最終的に脳の前部になる神経管の突出または膨出として現れる。この「眼胞」は隆起して胚の外皮に達し、外皮がレンズになるよう刺激する。
 眼胞は次に陥入し、眼杯を形成する。この結果出来上がるのがいわゆる「反転網膜」である。
 光受容体は光の入ってくる方向とは反対向きになり、視神経への接続は内側、つまりレンズ側に向かって伸びる。
 無脊椎動物の場合、眼の組織全体が皮膚から発生する。皮膚の表皮が陥没したり折りたたまれたりして目になるため、光受容体は光の来る方に向いていて、視神経と脳への接続は眼の裏側方向に伸びる。光を受けるとき、覆いとなる細胞層やごちゃごちゃした脳への神経接続に妨げられることはない。つまり、イカやタコの眼には、盲点が存在しない。
 ヒトの網膜には1億を超える光受容体があるが、視神経の軸索は100万しかない。視覚情報を脳に送信する前の地点で大量の前処理を行うのに、脊椎動物の「賢い」網膜は適応力がある。
 クロコダイルは、脳にあるニューロンの数より目にあるニューロンの数のほうが多い。
 鳥の脳は小さいが、網膜は非常に厚い。網膜で高度な視覚情報の前処理を行っている。
 
●癌細胞(p201)
 癌細胞は、通常細胞では強力に抑制されているテロメラーゼという酵素の活動性を高める。
 テロメラーゼは、テロメアが短くなるたびにそれを再建してすり減るのを防ぐ。そのため、がん細胞は無限の増殖能を手に入れる。
 
●アスピリン、重曹(p228)
 癌治療で最も有望なのは、癌を根絶しようとするのではなく、抗癌剤治療を控えめにして、患者が癌とともに生きられるようにすること。そのために最も効果の見込まれる物質は、アスピリンと重曹。
 
(2018/5/27)KG
 
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闇に魅入られた科学者たち 人体実験は何を生んだのか
 [自然科学]

闇に魅入られた科学者たち―人体実験は何を生んだのか  
NHK「フランケンシュタインの誘惑」制作班/著
出版社名:NHK出版
出版年月:2018年3月
ISBNコード:978-4-14-081735-3
税込価格:1,620円
頁数・縦:235p・19cm
 
 
 NHK BSプレミアムで放送された「フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿」の中から、「人体実験」扱った番組を書籍化。
 
【目次】
第1章 切り裂きハンター―死のコレクション……ジョン・ハンター(1728-1793)、2016/8/25放送
 本当は怖い「ドリトル先生」
 動物や虫の生態に居場所を見つけた少年
  ほか
第2章 “いのち”の優劣―ナチス 知られざる科学者……オトマール・フォン・フェアシュアー(1896-1969)、2017/1/26放送
 ホロコーストの道具となった“科学”
 敗戦下のドイツと優生学
  ほか
第3章 脳を切る―悪魔の手術ロボトミー……ウォルター・フリーマン(1895-1972)、2017/2/23放送
 アメリカ初の「精神外科」手術
 祖父への憧れから精神医学の道へ
  ほか
第4章 汚れた金メダル―国家ドーピング計画……マンフレッド・ヒョップナー(1934-)、2016/6/30放送
 国家ドーピング計画を首謀した男
 ベルリンオリンピック後の激動のなかで
  ほか
第5章 人が悪魔に変わる時―史上最悪の心理学実験……フィリップ・ジンバルドー(1933-)、2016/7/28放送
 事の発端―ある仮説の誕生
 スラム育ちの心理学者
  ほか
 
【抜書】
●ドリトル先生(p14)
 ジョン・ハンター……外科医で解剖学者。近代外科学の父。動物と話をすることができる「ドリトル先生」(ヒュー・ロフティング作。アメリカの作家)のモデル。ロンドン西部のアールズコートにあった別邸に、シカや水牛、キリン、ヒョウ、ライオンを飼育していた。
 また、ロバート・ルイス・スティーヴンソン『ジキル博士とハイド氏』のモデルになったとも言われている。
 
●ハンテリアン博物館(p27)
 イギリス王立外科医師会の建物の中に、「ハンテリアン博物館」がある。18世紀末にハンターが公開した収蔵品を継承。ハンターが解剖した動物や人間の様々な骨格標本やホルマリン漬けの臓器などが保存・展示されている。
 
●アダムとイヴ(p43)
 「私は解剖を通じて確信しました。最初の人間がアダムとイブだというのなら、それはアフリカ人だったはずです」。
 自身の博物館にて、サル、黒人、白人の頭蓋骨の前でこのように解説。ダーウィンの進化説の先取り。
 
●20万人(p52)
 ホロコーストでは、600万人のユダヤ人とともに、20万人以上の障害者たちも殺害された。
 人類遺伝学者オトマール・フォン・フェアシュアーは、優生学の立場から、断種法の制定やホロコーストなど、ナチスの人種差別的な政策に「科学的」根拠を与え、協力した。
 
●断種法(p63)
 1933年、ヒトラーが政権を取ると断種法が成立、1945年までの間に40万人が強制的に断種された。当時のドイツ国民の200人に一人。
 
●ユダヤ人とは?(p70)
 ナチスは、ユダヤ人を明確に定義する方法を持っていなかった。ユダヤ人とドイツ人の外見は、たいして差がない。
 フェアシュアーは、ユダヤ人を科学的に特定する方法の研究を依頼される。『ユダヤ人の人種生物学』(1938年)にまとめる。
 「ユダヤ人男性の身長は161~164センチメートルである」「ユダヤ人の鼻はカギ鼻である」「ユダヤ人は特有の体臭がある」「糖尿病などの発病、聾や難聴などの障害が起こる頻度が高い」等々。
 
●ピマインディアン(p88)
 ピマインディアンは、アメリカ大陸の非常に乏しい食糧環境の中で何千年も生き抜いてきた遺伝子を持っている。現代のアメリカの食生活で、彼らの多くが重度の肥満になり、糖尿病に悩まされている。
 ある一つの遺伝子の型が良いのか悪いのか、様々な環境条件の変化によって容易に逆転する。現代の人間のその場限りの浅知恵で書き換えてしまうと、子孫に禍根を残す可能性もある。(人類遺伝学者の松原洋一談)
 
●スタンフォード監獄実験(p186)
 ジンバルドーは、被験者募集に応募してきた約100名の学生に心理テストを行い、性格や気質の傾向がすべて標準的な24名(控えの員数を含む)を抽出。無作為に二つのグループに分け、看守役と囚人役に仕立てる。
 もともと同じような性格の被験者たちは、監獄の場においてそれぞれの役割を与えられた結果、どう変わっていくのかを調べた。
 実験中の被験者の様子は、隠しカメラや盗聴マイクで記録された。
 
●監獄長(p202)
 ジンバルドーの「スタンフォード監獄実験」は、見学に来た彼の恋人の非難に遭い、2週間の予定を6日間で打ち切った。
 彼自身も、科学者という立場を離れ、「監獄長」として振舞うようになっていた。自分もまた、「状況」に飲み込まれていた。
 
(2018/5/27)KG
 
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維新の悪人たち 「明治維新」は「フリーメイソン革命」だ!
 [歴史・地理・民俗]

維新の悪人たち  「明治維新」は「フリーメイソン革命」だ!  
船瀬俊介/著
出版社名:共栄書房
出版年月:2017年10月
ISBNコード:978-4-7634-1079-5
税込価格:2,160円
頁数・縦:315p・20cm
 
 
 幕末・明治維新期の「裏の歴史」(!?)を描く。すなわち、明治維新は、世界的秘密結社フリーメイソンの陰謀によって成立したと説く。
 
【目次】
第1章 フリーメイソンは、もはや“秘密”ではない―「戦争」と「革命」を起こしてきた“奴等”
第2章 「南北戦争」から「明治維新」への仕掛け―維新は「南北戦争」の在庫処理だ!
第3章 “碧い眼”の諜報員たち―操られた幕府、煽られた志士たち
第4章 維新の群像フルベッキ写真の虚実―志士“洗脳”の決定証拠がメイソン本部へ
第5章 煽られ、操られた志士たちの狂奔―裏の裏には裏があり!秘密結社の深謀遠慮
第6章 孝明天皇は、伊藤博文に刺殺された―下忍テロリストは、かくして総理大臣となれり
第7章 明治天皇すりかえ事件!近代史最大スキャンダル―長州の大室寅之祐、かくして明治大帝となれり
第8章 誰が龍馬を殺させた?幕末最大ミステリー―諸説紛々、暗殺犯はいずこに…
第9章 日本を裏から操る「田布施システム」とは何か?―長州こそは、今も昔も、メイソンの巣窟…
 
【著者】
船瀬 俊介 (フナセ シュンスケ)
 1950年、福岡県生まれ。九大理学部を経て、早大文学部、社会学科卒業。日本消費者連盟スタッフとして活動の後、1985年、独立。以来、消費・環境問題を中心に執筆、評論、講演活動を行う。
 
【抜書】
●スタンリー・キューブリック(p38)
 キューブリックは、『アイズ ワイド シャット』を公開直後、不審死を遂げた。試写会の2週間後に心臓発作に襲われた。
 映画の題材がフリーメイソンの秘密会合を描いていたので、暗殺された?
 
●英王室(p39)
 1717年、フリーメイソンはロンドンに大ロッジを設置。英連合グランド・ロッジ。「このグランド・ロッジの創設と、初代グランド・マスターが選出されたことを機に、個人的な集まりでしかなかったフリーメイソンが表立った組織となり、ヨーロッパ各地に、次々にグランド・ロッジがつくられていく」(並木伸一郎『「秘密結社」の謎』三笠書房)。
 1723年、「フリーメイソン憲章」制定。石工の職能組合から変貌。実直な石工職人たちは追い出され、政治的、経済的、文学的野心を抱いた政治家、資本家、知識人たちに乗っ取られた。
 1737年、イギリス王子フレデリック・ルイスがフリーメイソンに入会。以後、イギリス王室では、フリーメイソンに加入することが慣例になった。
 1902年に戴冠したエドワード7世は、英国連合グランド・ロッジのグランド・マスターの座についている。
 英国支配階級にとって、この秘密結社による国際情報ネットワークは垂涎の的だった。
 
●アルバート・パイク(p59)
 アルバート・パイク、1809-1891、南北戦争の南軍総大将。
 フリーメイソンのトップ、教皇の座に上り詰めた。「黒い教皇」の異称がある。
 過激な白人至上主義者で、KKK(クー・クラックス・クラン)の創設者。
 1871年、将来起こる、三つの大戦を予言。
 第一次大戦……「ツァーリズム(絶対君主制)のロシアを破壊し、その広大な土地をイルミナティの代理人の直接管理のもとに置くために仕組まれる。そして、ロシアはイルミナティの目的を促進するためのお化け役として利用されるだろう」。サラエボでのハンガリー帝国の皇太子暗殺犯が、フリーメイソンであると自供。
 第二次大戦……「ドイツの国家主義者(ファシスト)と、政治的シオニスト(ユダヤ人国家をパレスチナに建設しようとする人々)との間に生まれる圧倒的な意見の対立を利用して引き起こされる。最終的には、この戦争でファシズムが崩壊し、政治的シオニストは増強し、パレスチナにイスラエル国家が建設される」。
 第三次大戦……「シオニストとアラブ人との間で、イルミナティの代理人によって引き起こされるだろう。それによって、世界中に紛争が飛び火し、キリスト教に失望した大衆は、ルシファー(堕天使・悪魔)を信奉するようなった結果、真の光を享受するだろう」。
 
●西周、津田真道(p147)
 明六社の西周と津田真道は、日本人のフリーメイソン1号と2号だった。
 1864年、オランダ留学中、ライデン市にある「ラ・ベルトウ・ロッジ・7」で入会の秘儀を受けた。
 
●青い目五人衆(p162)
 〔幕末から明治にかけて、日本は、オールコック、パークス、サトウ、グラバー、フルベッキの「青い目五人衆によって、巧妙に扇動され、操作されていく……。むろん、狡猾な青い目たちは、表向きは外交官、通訳、商人、宣教師である。〕
 グラバー、サトウ、フルベッキは、「白人御三家」。作家の加治将一が命名(p105)。
 
●大室寅之祐(p228)
 孝明天皇は伊藤博文らに暗殺され、明治天皇は大室寅之祐にすり替えられた?
 南朝の皇統は途絶えることなく、幕末に三つの分家が存在した。大室天皇家、三浦天皇家、熊沢天皇家。
 長州では、光良(みつなが)親王の子孫、大室天皇家をかくまっていた。
 東京遷都は、天皇すり替えがバレないようにするため? 京都には睦仁親王を知る人たちが多くいるので、明治天皇が偽物であることがバレる可能性が高かった。
 
●田布施(p281)
 明治維新の始まりは、1867年、「王政復古の大号令」。
 大号令は、山口県田布施町の高松八幡宮で発せられた。幕末、七卿落ちの公家たちが落ち延びた場所。
 
(2018/5/27)KG
 
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