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日本の無戸籍者
 [社会・政治・時事]

日本の無戸籍者 (岩波新書)  
井戸まさえ/著
出版社名:岩波書店(岩波新書 新赤版 1680)
出版年月:2017年10月
ISBNコード:978-4-00-431680-0
税込価格:907円
頁数・縦:256p・18cm
 
 
 なぜ、人は無戸籍となるか。現在も増えている無戸籍の問題を、戸籍とは何かという根本的な問いかけをしながら探る。
 
【目次】
第1章 「無戸籍問題」とは何か
第2章 「法律」という壁
第3章 「戸籍」とは何か
第4章 消えた戸籍を追って
第5章 グローバリゼーションと戸籍
第6章 「戸籍」がなくなる日
 
【著者】
井戸 まさえ (イド マサエ)
 1965年生まれ。東京女子大学卒業。松下政経塾9期生、5児の母。東洋経済新報社記者を経て、経済ジャーナリストとして独立。兵庫県議会議員(2期)、衆議院議員(1期)、NPO法人「親子法改正研究会」代表理事、「民法772条による無戸籍児家族の会」代表として無戸籍問題、特別養子縁組など、法の狭間で苦しむ人々の支援を行っている。
 
【抜書】
●人別帳、宗門改帳(p76)
 人別帳……戦国大名が、領土把握および租税等の負担の目的のために作った。「検地帳」とならぶ基本台帳。
 宗門改帳……幕府のキリシタン禁教の強化に伴って登場。キリシタンでないことを寺院に証明させる寺請制度。
 宗門人別改帳……1665年(寛文5年)、幕府が諸藩に宗門改帳の作成を命じると、人別帳に宗旨を記述するという形で作成されるようになった。1671年(寛文11年)に、幕府はこれを法的に整備し、宗門人別改帳として定期的に調査を行うよう、各藩に義務付けた。
 住民把握の基礎となった宗門人別改帳は、血縁家族以外に遠縁の者や使用人なども包括した「家」単位に編纂され、戸籍原簿や租税台帳の側面を持つようになる。こうした管理は、地方では明治初年まで続いた。
 
●札付き(p91)
 犯罪者や不良行為がある者は、五人組等の連座制度により、相互の連帯責任が問われるので、「帳外」とするようにした。早晩、人別帳の「帳外」になる無籍者候補には、村役人が帳簿に札を付けた。
 
●人足寄場(p92)
 松平定信、寛政の改革を実行。
 無宿人、無籍者の厚生授産施設として「人足寄場」を石川島に作る。
 無戸籍者を国民化していく機能を果たすべく設けられた。
 前科のない無宿は、社会復帰も比較的容易だった。前科がある者で更生した人材は、金山等の人手不足の現場に送り込まれた。
 
●家船(p94)
 家船(えぶね)……近世から近代にかけて日本に存在した一群の漂流漁民、水上生活者の総称。大化前代の品部の一つである海人部の系統をひく水軍の末裔とも言われている。
 「家船」と称する小規模な船団を形成し、主に西九州、瀬戸内海の複雑な多島海沿岸を移動しながら漁業を営んでいた。
 しだいに定住化が進む。明治維新以後は政府が納税の義務や徴兵の徹底のために家船に対しても規制を強める。また、大型動力船に圧倒されて生業である沿岸漁業が衰退。
 昭和40年ごろには消滅。
 
●朝鮮戸籍令(p146)
 1910年の朝鮮併合条約により、すべての朝鮮人は日本国籍保持者であるとされた。
 1922年、朝鮮戸籍令を制定、朝鮮戸籍から内地戸籍への転籍を禁止。
 植民地人に付与する「日本国籍」は、「日本国民」としての同等の権利等は与えられない、差別的なものだった。
 
(2018/6/23)KG
 
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科学報道の真相 ジャーナリズムとマスメディア共同体
 [社会・政治・時事]

科学報道の真相: ジャーナリズムとマスメディア共同体 (ちくま新書1231)  
瀬川至朗/著
出版社名:筑摩書房(ちくま新書 1231)
出版年月:2017年1月
ISBNコード:978-4-480-06927-6
税込価格:950円
頁数・縦:283p・18cm
 
 
 STAP細胞問題、福島第一原発事故、人為的地球温暖化の真偽に関するマスメディアの報道を論じつつ、科学報道の現実とそのあり方を考察する。
 
【目次】
序章 科学報道はなぜうまくいかないのか
第1章 メディアはなぜ見抜けなかったのか―STAP細胞問題
第2章 なぜ大本営発表報道といえるのか―福島第一原発事故
第3章 懐疑論をどう「公平・中立」に報道するのか―地球温暖化問題
第4章 マスメディア共同体の構造
第5章 「客観報道」と「公平・中立報道」の問題点を考える
終章 科学ジャーナリストは科学者とどう向きあうべきか
 
【著者】
瀬川 至朗 (セガワ シロウ)
 1954年岡山市生まれ。東京大学教養学部教養学科(科学史・科学哲学)卒業。毎日新聞社でワシントン特派員、科学環境部長、編集局次長などを務める。現在は早稲田大学政治経済学術院教授。早稲田大学ジャーナリズム大学院プログラムマネージャー。
 
【抜書】
●エンバーゴ(p65)
 エンバーゴ(embargo)……自然科学系の一流学術誌では、論文の内容に関して、発行前の報道規制を敷いている。
 「ネイチャー」誌の場合、投稿された論文については、メディア関係者と一切話をしてはいけないことになっている。その「掟」を破ると、ネイチャー編集部は、当該論文の検討や掲載を取りやめる権利があると、HP上のエンバーゴ・ポリシーに明記されている。
 「ネイチャー」は毎週木曜日に発行されるが、メディアへの広報として、掲載予定の主要論文のサマリーを1週間前にプレスリリースしている。それをもとに研究者に取材はできるが、記事にはエンバーゴが付く。解禁時間は、グリニッジ標準時で出版前日の水曜日午後6時(日本時間では木曜日午前3時)。
 
(2018/5/11)KG
 
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英語教育の危機
 [社会・政治・時事]

英語教育の危機 (ちくま新書)  
鳥飼玖美子/著
出版社名:筑摩書房(ちくま新書 1298)
出版年月:2018年1月
ISBNコード:978-4-480-07109-5
税込価格:842円
頁数・縦:213p, 7p・18cm
 
 
 2020年から新しい学習指導要領が施行されるが、相変わらず改善されない日本の英語教育を多角的に批判する。
 大きな問題点は、(1)小学校で教科としての英語が始まるが、きちんと教えられる教員はいるのか、(2)「英語で英語を教える授業」は、本当に英語力を伸ばすことができるのか、(3)「大学入学共通テスト」に民間試験を導入するのは正しいことなのか、といった点か。
 
【目次】
序章 英語教育は今、どうなっているのか?
 「コミュニケーションに使える」英語教育への大変身
 「英語は英語で」教えよう
 「英語で授業」のDVD
 大学入学者の英語力低下
 小学校英語の導入
 民間英語試験の導入
第1章 英語教育「改革」史
 見果てぬ夢を追って
 英語教育改革の歩み
 「グローバル人材育成」という国家政策
第2章 二〇二〇年からの英語教育―新学習指導要領を検証する
 新学習指導要領とはどんな内容か?
 新学習指導要領に見る英語教育
 新学習指導要領の課題
 その他の事柄
第3章 大学入試はどうなるのか?―民間試験導入の問題点
 変わるセンター試験
 なぜ民間試験は問題か
第4章 「コミュニケーションに使える英語」を目指して
 コミュニケーションとは何か
 コミュニケーション能力と異文化能力
 異文化コミュニケーションと協同学習
 
【著者】
鳥飼 玖美子 (トリカイ クミコ)
 東京都生まれ。立教大学名誉教授。上智大学外国語学部卒業。コロンビア大学大学院修士課程修了。サウサンプトン大学大学院博士課程修了(Ph. D.)。NHK「ニュースで英会話」監修およびテレビ講師。
 
【抜書】
●内容と言語統合学習(p191)
 Content and Language Integrated Learning(CLIL)。EUで議論され、複言語主義を標榜する欧州議会の提言により2005年以降、ヨーロッパ諸国に広まった。
 「内容中心の指導法」(Content-based teaching: CBTまたはContent-based Instruction: CBI)とは異なる。
 CBTは、カナダや米国で発達。「専門教科などを学ぶために外国語を勉強する」、つまり内容の理解が主。言語の扱いが偶発的で、言語教育が体系的でない。
 CLILでは、外国語を「使いながら学び、学びながら使う」ことが基本。「内容」と「言語」が同じ比重を有し、言語学習と内容学習の両方を学習の目的とする。原理に基づいた教育方法。
 4つのC……Content(内容)、Communication(コミュニケーション)、Cognition(認知)、Culture(文化)。
 「内容と言語統合学習」は、4Cを有機的にカリキュラムとして統合するアプローチ。
 Community(共同体)とContext(コンテクスト)が、5つ目、6つ目のC。
 
(2018/4/28)KG
 
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知らないではすまされない自衛隊の本当の実力
 [社会・政治・時事]

知らないではすまされない自衛隊の本当の実力 (SB新書)  
池上彰/著 「池上彰緊急スペシャル!」制作チーム/著
出版社名:SBクリエイティブ(SB新書 423)
出版年月:2018年2月
ISBNコード:978-4-7973-9527-3
税込価格:864円
頁数・縦:207p・18cm
 
 
 陸、海、空の自衛隊の実際の取材を通して、実際の自衛隊の姿を描く。
 
【目次】
はじめに 自衛隊のこと、軍事のこと、武器のことを全く知らない人のために
序章 あなたは、自衛隊のことをどれだけ知っていますか?
第1章 知らないでは済まされない国防の要 自衛隊の基礎知識
第2章 自衛隊は憲法と矛盾する存在なのか
第3章 激変する世界情勢の中で拡大する自衛隊の役割
第4章 歴代内閣は自衛隊をどうとらえてきたか
第5章 暴走する北朝鮮が日本を狙う?北朝鮮軍の実力
第6章 ミサイル攻撃のXデー その時日本はどうなる!?―北朝鮮vs自衛隊 10分00秒完全シミュレーション
 
【著者】
池上 彰 (イケガミ アキラ)
 1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、NHKに記者として入局。さまざまな事件、災害、教育問題、消費者問題などを担当する。1994年4月から11年間にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。わかりやすく丁寧な解説に子どもだけでなく大人まで幅広い人気を得る。2005年3月にNHKの退職を機に、フリーランスのジャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍など幅広いメディアで活動。2016年4月から名城大学教授、東京工業大学特命教授など7大学で教える。
 
【抜書】
●金曜カレー(p52)
 海上自衛隊には、基地ごとに特長を生かした「海軍カレー」がある。
 船舶や潜水艦に乗りっぱなしになると、曜日や日にちが分からなくなるので、週に一度、金曜日にカレーライスを食べて曜日感覚を取り戻すようにしている。八戸航空基地での話。
 
●Gスーツ(p72)
  航空自衛隊の戦闘機パイロットは、救命装備品の下にGスーツを着用している。
 Gがかかると体重も血液も重くなり、頭の血液が徐々に体の下のほうに下がってきて意識を失うこともある。それを防ぐために、足やお腹にある血液を強制的に上に押し上げるようにしてやる。腰のところにあるホースから、空気が送られ、スーツの中の風船が膨らむ仕組み。
 
●駐屯地(p90)
 陸上自衛隊のいる場所は、駐屯地あるいは分屯地(規模の小さいところ)という。
 基地とは、戦闘機が離着陸する滑走路や、艦艇が停泊するための港など、移動できないものがある場所のこと。陸上自衛隊の部隊は、有事になれば作戦ごとに移動して展開していくので、基地を持たない。
 2016年3月には、南西地域の防衛体制を強化するため、最も西の端にあたる与那国島に新しい駐屯地を作った。
 
●軍事力ランキング(p104)
 1位 アメリカ
 2位 ロシア
 3位 中国
 4位 インド
 5位 フランス
 6位 イギリス
 7位 日本
 8位 トルコ
 9位 ドイツ
 10位 イタリア
 軍事力評価組織GFP(グローバル・ファイア・パワー)、2017年。軍人の数や装備、予算額など、50に及ぶ指標により試算。
 
●警察予備隊(p115)
 警察予備隊(現・陸上自衛隊)は、1950年8月10日、法案を提出することなく(法律を作らず)、政令(政府の命令)で設置した。吉田茂総理大臣。
 警察力を補うためのものだから法律は必要ない。
 1952年10月15日、保安隊が発足。
 1954年7月1日、自衛隊法成立。陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊が発足。
 海上自衛隊は、海上警備隊(1952年4月26日)→警備隊(同年8月1日)からの変更。
 
●北朝鮮(p171)
 北朝鮮の兵力は、陸・海・空軍合計119万人。
 特に力を入れているのは、特殊部隊10万人。アメリカのグリーンベレー(陸軍)、ネイビーシールズ(海軍)と同等の実力があるとも言われている。
 
(2018/4/12)KG
 
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掟破り 政界・財界・芸能界・ヤクザ…掟破り7つの事件の顛末
 [社会・政治・時事]

掟破り
 
大下英治/著
出版社名:水王舎
出版年月:2018年2月
ISBNコード:978-4-86470-095-5
税込価格:1,620円
頁数・縦:253p・19cm
 
 
 世間には、人間関係を円滑に営むための「掟」がある。政界、財界、芸能界、ヤクザ、etc。それぞれの世界に独自の「掟」が存在する。
 その「掟」を破ると、その社会では生きていけない……、はずなのであるが、「掟」を破ることによって大成する人がいるのも事実。人間社会の摩訶不思議なところである。
 本書では、「掟」を破ることで成功者列伝に名を連ねた人たちを取り上げ、それぞれの社会の「掟」とは何かに迫る。
 出る杭は打たれる、しかし、出過ぎた杭は打てない、を地で行った人たちである。
 
【目次】
第1章 やくざ同士の安全保障
第2章 岸信介の密約
第3章 高倉健
第4章 広島やくざ戦争
第5章 小池百合子
第6章 孫正義
第7章 田中角栄と竹下登
 
【著者】
大下 英治 (オオシタ エイジ)
 1944年6月7日、広島県に生まれる。1968年3月、広島大学文学部仏文科卒業。1970年、『週刊文春』の記者となる。記者時代『小説電通』(徳間文庫)を発表し、作家としてデビュー。1983年、週刊文春を離れ、作家として政財官界から経済、芸能、犯罪まで幅広いジャンルで創作活動をつづけている。
(2018/4/3)KG
 
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新・世界の日本人ジョーク集
 [社会・政治・時事]

新・世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)  
早坂隆/著
出版社名:中央公論新社(中公新書ラクレ 605)
出版年月:2017年12月
ISBNコード:978-4-12-150605-4
税込価格:864円
頁数・縦:229p・18cm
 
 
 「笑いを通じた日本人論」(「はじめに」より)。
 ジョークに対してあれこれ批評するのも無粋だし、気に入ったジョークを書き留めておくのは野暮ったい。楽しく読めた。
 
【目次】
第1章 政治&外交篇―国際社会での日本の存在感は?
第2章 技術&経済篇―メイド・イン・ジャパンは色褪せたか?
第3章 観光&食文化―今や堂々の観光立国?
第4章 民族的性格篇―日本人は「不思議ちゃん」?
第5章 歴史&宗教篇―サムライ&カミカゼは何処へ?
第6章 ソフトコンテンツ&スポーツ篇―ジャパニーズクールとは?
 
【著者】
早坂 隆 (ハヤサカ タカシ)
 1973年、愛知県出身。ノンフィクション作家。『昭和十七年の夏 幻の甲子園』(文藝春秋)で第21回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。日本文藝家協会会員。
 
【抜書】
●超高齢社会(p156)
 WHO(世界保健機構)の定義。総人口に占める65歳以上の高齢者の割合。
 高齢化社会……7%を超える
 高齢社会……14%を超える
 超高齢社会……21%を超える
 日本は現在25%以上。「高齢化社会」ではなく、「超高齢社会」となる。
 
(2018/3/30)KG
 
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一触即発の世界 佐藤優の地政学リスク講座
 [社会・政治・時事]

佐藤優の地政学リスク講座 一触即発の世界  
佐藤優/著
出版社名:時事通信出版局
出版年月:2018年1月
ISBNコード:978-4-7887-1540-0
税込価格:1,296円
頁数・縦:262p・19cm
 
 
 全国各地で「年に10回ほど行っている」、内外情報調査会での講演の記録を再編し、書籍化。
 
【目次】
第1章 米朝開戦の可能性
第2章 北朝鮮、金正恩のしたたかな戦略
第3章 どこまで進む「爆風トランプ」
第4章 誰も知らない北方領土交渉前史
第5章 北方領土問題解決の道筋
第6章 不透明な時代を読む技法
 
【著者】
佐藤 優 (サトウ マサル)
 作家、元外務省主任分析官。1960年東京都生まれ。大宮市(当時)で高校卒業まで育つ。埼玉県立浦和高校卒業後、同志社大学神学部に進学。同大学院神学研究科修了。85年外務省に入省。在英国日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館に勤務した後、本省国際情報局分析第一課主任分析官(課長補佐級)として対ロシア外交の最前線で活躍。外交官としての勤務のかたわら、モスクワ大学哲学部の講師(弁証法神学)や東京大学教養学部非常勤講師(ユーラシア地域変動論)も務めた。2002年5月、鈴木宗男事件に絡む疑惑をうけて、背任と偽計業務妨害容疑で東京地検特捜部に逮捕、起訴され東京拘置所で512日間拘留。2005年に執行猶予付き有罪判決。2009年6月に最高裁で上告棄却、執行猶予付き有罪確定で外務省を失職。2013年6月、執行猶予期間を満了。2005年に発表した『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』で第59回毎日出版文化賞特別賞受賞。2006年『自壊する帝国』で第5回新潮ドキュメント賞、第38回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
 
【抜書】
●2日、2か月(p16)
 元外務省最高幹部によると、朝鮮半島有事のシミュレーションは以下の通り。
 「北朝鮮が先制攻撃したら韓国のソウルは2日で落ちる。まずそこで韓国内の35万人が死ぬ。そしてその後、反撃をして2か月でアメリカと韓国が北朝鮮全域を制圧する。その時の死者はざっくり見積もっても200万人以上になる」
 2016年6月から、北朝鮮の海外向けラジオ放送「平壌放送」では、すべての番組の終了後、数字の読み上げが始まっている。日本の中に深く潜入している工作員、テロリストに対する指令。ある書籍の何ページの何行目の何文字目というように指定する暗号。指定された書籍が特定できないと、解読できない古典的な暗号。
 
●北朝鮮への生産委託(p60)
 北朝鮮の賃金は、開城工業団地の賃金から類推すると、日給1~3ドル。労働者の質は高い。手先が器用で、被服縫製でもいいものを作る。半導体の組み立てもできるだろう。
 各国の企業が北朝鮮に進出して生産を委託すれば、安くていいものが作れる。政府と合意できれば、労働基準法もないし、ストライキもないので、魅力的な労働市場。
 北朝鮮の民衆が自分で稼いだ金でコメを買い、肉を買い、野菜を買うようになったら、独裁者に対して面従腹背になる。
 88年くらいから部分的に市場経済を導入したソ連崩壊もそうだった。89年には、誰も共産党や秘密警察を怖がらなくなり、やがて、中から国が壊れていった。
〔 それだから、北朝鮮の国民が「自分の労働によって欲望が実現できる」という仕組みを入れていくことができれば、あの体制は変わる。〕
 
●メキシコ国境の壁(p101)
 トランプは、「移民が入ってくるのを防ぐためにメキシコとの国境に壁を作る」「その費用はメキシコ側に負担させる」と言った。
 つまり、裏返すと、メキシコが費用負担しないならば、壁は作らない、ということ。
 「不法移民を追放する」と言ったが、これも、不法移民のみを対象とするのであって、違法な話ではない。
 外国のイスラム教徒をテロ対策が整うまで入国を禁ずるというのも、出入国というのはそれぞれの国家の主権事項だから、それ自体が国際秩序に違反しているというわけではない。
 以上、「ロシア語空間」の見方。
 
●1941年12月7日(p106)
 トランプ大統領がやろうとしているのは、アメリカを「1941年12月7日」より前に戻すということ。真珠湾攻撃前のアメリカ。
 アメリカが、自国の利益を第一とする外交政策をとっていた時代。
 「我々はヨーロッパの宗教弾圧やヨーロッパの戦争が嫌でアメリカに渡ってきたわけだ」。だから、アメリカをきちんとしないといけない。アメリカの中に問題がありすぎる。まずは、アメリカ人にとってのアメリカで行こう、「アメリカ・ファースト(アメリカ第一主義)」で進めていこう、という考え方。
 孤立主義ではない。アメリカに死活的に重要なことがあれば、対外的に介入していく。
 
●ソ連の侵略(p145)
 日本にとっての第二次世界大戦は、国際法的に見た場合、三つの要因が絡み合っている。
 (1)アメリカやイギリスとの戦いは、帝国主義国同士の五分と五分の戦い。
 (2)中国や、フィリピンなどの東南アジア諸国との関係においては、日本による「侵略戦争」と言われても仕方ない。地元の人たちを戦争に巻き込んでいるから。
 (3)ソ連との関係において、日本は侵略された側である。ソ連は、1946年まで有効であった日ソ中立条約を破棄して、1945年8月に一方的に日本に侵攻してきた。北方4島も、そこで不法占拠された。「ヤルタ密約」(アメリカ、イギリスとの連合国としての約束)と「日ソ中立条約」を天秤にかけ、同盟関係のほうが重かったので日本に侵攻した、というのがソ連の言い分。
 
●北方領土交渉の歴史(p225)
 1956年12月「日ソ共同宣言」
  平和条約締結後の歯舞群島・色丹島の2島引き渡しを明記。
 1991年4月「日ソ共同声明」
  ゴルバチョフ大統領が来日。4島名を明記し、領土問題があることを確認。
  9月 ソ連の「秘密書簡」……法と正義の原則によって北方領土問題を解決
  10月 日本政府の方針転換=4島一括返還の旗を降ろす
  12月 ソ連崩壊、ロシア連邦誕生
 1993年10月「東京宣言」
  エリツィン大統領と細川護熙首相。4島の帰属問題を解決し、平和条約締結を目指すことを明記。
 1997年11月「クラスノヤルスク合意」
  橋本龍太郎首相とエリツィン大統領。東京宣言に基づき、2000年までの平和条約締結に全力を尽くす。
 1998年4月「川奈提案」
  エリツィン大統領来日。橋本首相が択捉島の北側に国境線を引き、当分の間はロシアの施政権を認める提案。
 2001年3月「イルクーツク声明」
  森喜朗首相とプーチン大統領。1956年の日ソ共同宣言の法的有効性を確認。
  2002年1月、鈴木宗男事件発生
 2013年4月「安倍晋三首相訪ロ」
  北方領土交渉再開で合意。
  2014年3月、ロシアがクリミア半島併合、国際社会からの反発を招く。日本も軽い対ロ制裁を実施。
 2016年5月「新たなアプローチ」
  ロシア南部の保養地ソチで安倍首相、プーチン大統領が首脳会談。
 2016年12月「山口県長門市で首脳会談」
  プーチン大統領と安倍首相が約95分間の「テタテ(1対1)」首脳会談。北方4島における日ロ両国の特別な制度の下での共同経済活動、元島民の故郷への自由訪問で合意。
 
●GRU(p230)
 GRU(ロシア軍参謀本部情報総局)。反日工作を指揮? 国後島と択捉島に設置した地対艦ミサイルが無駄になる。
 GRUは、ロシアの兵器の輸出ライセンスを持っている。「値段がない」兵器を売った利益で、独自に簿外の「プール金」を保持している。
 GRUは、完全に独立機関。自由に動いている。人材養成も「促成栽培」ですごく乱暴。自分たちの組織のためだけに動いている。暗殺とかをやろうとしたときには、動いてくれるので、便利に使われている。
 触らなければ、そんなに悪事はしない。プーチンもエリツィンも、GRUには触らないようにしている。
 
(2018/3/11)KG
 
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小沢一郎の権力論
 [社会・政治・時事]

小沢一郎の権力論 (朝日新書)  
小塚かおる/著
出版社名:朝日新聞出版(朝日新書 646)
出版年月:2017年12月
ISBNコード:978-4-02-273746-5
税込価格:821円
頁数・縦:238p・18cm
 
 
 真面目で純粋な人だな、と思う。しかし、口下手で、シャイで人見知りの性格のために、誤解され、「剛腕」「壊し屋」「フィクサー」などと呼ばれてしまう。残念である。
 しかしながら、誤解を受けるもう一つの大きな要因は、あの「風貌」か? 「残念」では済ませられない「無念」がそこにある。日本にとって遺憾なことである。
 ちなみにタイトルの意味は、「小沢一郎の権力」論ではなく、小沢一郎の「権力論」である。小沢一郎が「権力」対してどういう考えをもち、どのように対処してきたかを本人が語る。 
 
【目次】
序章 安倍政権の死角
第1章 これが権力のリアリズムだ
第2章 あの「政権交代」の真相
第3章 私が見た田中角栄
第4章 政治は誰のためのものか
第5章 基本政策・安全保障、憲法、脱原発…
第6章 日本人よ、自立せよ
終章 私は闘う
 
【著者】
小塚 かおる (コズカ カオル)
 日刊現代ニュース編集部長。1968年、名古屋市生まれ。東京外国語大学スペイン語学科卒業。関西テレビ放送、東京MXテレビを経て、2002年から「日刊ゲンダイ」記者。政権交代など激動政局に肉薄する取材力や、「安倍一強」政治を鋭く問う筆に定評がある。
 
【抜書】
●小沢総理(p52)
〔 自分の生き方については何も反省というか誤ったとは思っていない。ただ、便法としては、自民党の中で権力を掌握してやった方が、むしろ改革は早かったかなという気もしないではないがね。その方が楽だったかもしれない。〕
 自民党に残っていたら、総理大臣になっていた?
 最大派閥にいて、47歳で幹事長になっていたので、年長者に順番に総理になっていただき、その間、実務を全部押さえておけば、十分に総理大臣になるチャンスはあった。
〔 だけど、もしそうしていたら、あの時、自民党を飛び出していなかったら、議会制民主主義は完全にダメになった。体制内改革になってしまい、自民党一党政治のまま続いていただろう。それじゃあ、永久に日本に民主主義は定着しない。日本の国の長い将来にとっていいことではない。〕
 〔 僕が自民党を牛耳って改革を全部やって、その後で自民党を二つに割ればよかったかもしれない。それで二大政党制にする。あの時はそこまでは思わなかったから。でものその方が現実的な路線だったかもしれない。〕
 
●一里塚(p76)
〔 ただ単に、国会で法案を議決するだけなら、与党は数の力を持っているので、野党は歯が立たない。そうではなくて、極端な言い方をすれば、むしろ国会は野党にとって選挙に向けた一里塚だと思った方がいい。「次回の総選挙で政権を取ったらこういう政治を行います」と、国民に向けてアピールする。国会の場で、野党が次の政権を担う準備ができていることを示す。それこそが、議会制民主主義の正しい姿だ。
 野党は常にそうした意識をもって国会に臨まないと、数の力のある与党に押されっぱなしになって、存在感を示せないままになってしまう。〕
 
●苦労人(p125)
〔 世間では、苦労人ほど人の気持ちが分かるとか言うけど、あれは嘘だ。苦労人は人を信用しないから、人を育てない。〕
 田中角栄は、苦労人だったので、人を腹の中まで信用するということをしなかった。
 吉田茂、池田勇人、佐藤栄作らは、大金持ちではなかったけど、田舎じゃ地主の息子や酒屋の息子だったから、小さい頃から人に囲まれて育った。そのために、人を使うのがうまく、後継者も育てた。
 
●国民の生活が第一(p131)
 「国民の生活が第一」というフレーズは、民主党が政権交代を目指した2009年の選挙で打ち出した。
〔 「国民の生活が第一」というスローガンのように、政治はできるだけ多くの人に安定した生活を送ってもらうためにある。つまり、最大多数の最大幸福の実現。これが政治の基本。政治の本質であり、政治の役割であり、政治の責任でもある。〕
 
●三人の革命リーダー(p145)
 日本の歴史の中で、三大革命を起こした偉人三人。みんな、日本人にはあまり人気がない。
 天智天皇……豪族の蘇我入鹿を倒して、天皇制ではあるけど、律令制国家を作った。
 織田信長……比叡山(延暦寺)焼き討ちは、堕落していた宗教界、中世の権力をぶっ壊した。比叡山にも遊女などを呼んで、僧侶がどんちゃん騒ぎをしていた。
 大久保利通……理性で考え、主張や行動がはっきりしていた。つい最近まで、鹿児島に遺骨を納めるのを拒否されていた。
 
●長年の夢(p147)
〔 政治主導とは国民主導ということ。官僚任せ、お上任せの政治ではなく、自分たちが監視し、自分たちが政治を変える。国民にはそうした意識を持ってほしい。
 選んだ政権が国民に応えられないようであれば、より良い政党を選べばいい。そういうシステムを日本に根付かせることが僕の長年の夢。09年の政権交代でようやくその第一歩を踏み出したと思ったけれど、残念ながら続かなかった。
 だからもう一度、チャレンジしている。〕
 
●立法調査院(p149)
 野党のための国会改革への提案。
 今の国会のシステムでは、野党が情報を得られる方法がとても乏しい。野党を強化するために、情報開示とその透明性を高め、国会の議論を活発化せるべきである。
 そのために、国会の事務局、法制局、調査局、国立国会図書館などを一緒にして、新たに「立法調査院」を作る。国会議員の請求にもとづいて、行政府に必要な資料を提供させる権限を与える。
 
(2018/3/11)KG
 
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習近平の悲劇
 [社会・政治・時事]

習近平の悲劇
 
矢板明夫/著
出版社名:産経新聞出版
出版年月:2017年12月
ISBNコード:978-4-8191-1327-4
税込価格:1,404円
頁数・縦:253p・19cm
 
 
 習近平政権の中国の実態を詳細に描く。
 中国共産党幹部の小咄にからめて、習近平を「進む方向が間違っていて、能力が非常に低いタイプ」と断じる(p.81)。ちなみ、「進む方向が間違っていて、能力が非常に高いタイプ」なのが毛沢東であるという。そんな習近平が、毛沢東をまねて「文化大革命」を再現しようとしているのが中国の現状だ。目指すところは独裁体制と、国際社会における中国の覇権確立。クワバラクワバラ。
 
【目次】
第1章 習近平は2勝3敗1分け
第2章 コンプレックスの暴走
第3章 習近平の「文革」
第4章 繰り返される独裁
第5章 権力と特権の伝統
第6章 習近平は対外拡張し続ける
 
【著者】
矢板 明夫 (ヤイタ アキオ)
 産経新聞外信部次長。1972年中国天津市生まれ。15歳のときに日本人残留孤児2世として千葉県に引き揚げ。1997年慶応義塾大学文学部卒業。同年松下政経塾に入塾(第18期)。研究テーマはアジア外交。その後、中国社会科学院日本研究所特別研究員、南開大学非常勤講師などを経て、2002年中国社会科学院大学院博士課程修了後、産経新聞入社。さいたま総局などを経て、07年から産経新聞中国総局(北京)特派員。17年から現職。
 
【抜書】
●バランス(p40)
〔 鄧小平の改革開放政策で、中国はやっと個人崇拝の悪夢から解放された。ここ30年、中国が国際社会に受け入れられ、高度経済成長を成し遂げられたのは、共産党が個人崇拝をやめ、集団指導体制で、ある程度バランスの取れた政治を行ってきたことが大きな理由だといわれる。〕
 
●AIIB(p48)
 AIIB(アジアインフラ投資銀行)は、資金を集めても優良な借り手がおらず、ほとんど開店休業状態。
 
(2018/3/7)KG
 
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資本主義の終焉 資本の17の矛盾とグローバル経済の未来
 [社会・政治・時事]

資本主義の終焉――資本の17 の矛盾とグローバル経済の未来  
デヴィッド・ハーヴェイ/著 大屋定晴/訳 中村好孝/訳 新井田智幸/訳 色摩泰匡/訳
出版社名:作品社
出版年月:2017年11月
ISBNコード:978-4-86182-667-2
税込価格:3,024円
頁数・縦:426p・20cm
 
 
 資本が内包する17の矛盾を詳述し、資本主義を超克するための方法を模索する。
 ハーヴェイは、「革命的人間主義者」としてのマルクスを支持し、「目的論的決定論者」ではないと捉えているようだ(p.290)。
 
【目次】
序章 “資本”がもたらす矛盾について
 
第1部 資本の基本的な矛盾
 第1章 使用価値と交換価値
 第2章 労働の価値と貨幣
 第3章 私的所有と国家
 第4章 私的領有と共同の富(コモン・ウェルス)
 第5章 資本と労働
 第6章 資本は過程なのか、物なのか
 第7章 生産と資本増大の実現
 
第2部 運動する資本の矛盾
 第8章 技術、労働、人間の使い捨て
 第9章 分業における矛盾
 第10章 独占と競争
 第11章 地理的不均等発展と資本の時空間
 第12章 所得と富の格差
 第13章 労働力と社会の再生産
 第14章 自由と支配
 
第3部 資本にとって危険な矛盾
 第15章 無限の複利的成長
 第16章 資本と自然
 第17章 人間性の疎外と反抗
 
終章 資本主義以後の社会―勝ち取られるべき未来の展望
 
【著者】
ハーヴェイ,デヴィッド (Harvey, David)
 1935年、イギリス生まれ。ケンブリッジ大学より博士号取得。ジョンズ・ホプキンス大学教授、オックスフォード大学教授を経て、現在、ニューヨーク市立大学教授(Distinguished Professor)。専攻:経済地理学。現在、ギリシア、スペインから、中南米諸国、中東、中国や韓国まで、文字通り世界を飛び回り、研究・講演活動などを行なっている。
 
【抜書】
●錆びる貨幣(p60)
 交換を促すか、社会の富と権力との私的蓄積を抑制するような、擬似的な貨幣形態。
  ↓
 使わなければ錆びてしまう貨幣形態の創造。腐食する商品(使用価値)と、腐食しない貨幣形態(交換価値)との、根本的な不平等の是正。
 予言者シルビオ・ゲゼルの提案。「新聞はすぐに古くなってしまう。ジャガイモはすぐに腐ってしまう。鉄はすぐに錆びてしまう。エーテルはすぐに気化してしまう。ジャガイモ、新聞、鉄、そしてエーテルのような性質をもつ貨幣、それだけが新聞、ジャガイモ、鉄、エーテルなどの商品一般の交換手段に適した貨幣となるのである。」
 
●FIRE産業、第四次産業(p156)
 FIRE産業……第三次産業のうち、金融、保険、不動産業のこと。三者の頭文字から。
 第四次産業……文化産業や知識基盤型産業。
 
●ジョナサン・レベジ事件(p255)
 ジョナサン・レベジは、15歳になるころには、安値株式の取引から数百万ドルを儲けていた。
 彼は、自分が買ったばかりの株を売り込むチャットルームを立ち上げ、そこで自分に都合の良い株の格付けを行って高値で売却した。
 アメリカ証券取引委員会に告訴されると、こうしたことはウォールストリートでもどうせ行われていると、彼は即座に主張した。
 証券取引委員会は、少額の罰金を科しただけで訴追全体を慌てて断念した。
 
●スペクタクル消費(p310)
 資本は、系統的に消費財の回転期間を短縮してきた。しかし、それも物理的制限により、限界がある。
 そこで、資本はスペクタクルの生産と消費向かうことになる。
 スペクタクル……刹那的で即座に消費される商品形態のこと。テレビ番組、その他のメディア商品、映画、コンサート、展示会、スポーツイベント、巨大文化イベント、観光業、など。
 
プロザック(p328)
 抗うつ剤。
 〔プロザックのような医薬品は当初、それが処方可能な病気がなかったため、新しい病気が発明されざるをえなくなり、それがいわゆる「プロザック世代」を登場させた。〕
 プロザック世代……プロザックは1988年に発売され、新世代の抗うつ剤として評判になる。アメリカでは一般市民の間で、同薬に代表される精神疾患治療薬が常用されるようになり、この事態を称して「プロザック世代」と呼ばれるようになる(注より)。
 
(2018/1/27)KG
 
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